Excelでよく使われる関数のひとつ、INT関数について説明します。
整数のみを取り出すには
ROUND関数でも整数のみを算出することができますが、小数点以下を含む値からとりあえず整数のみを取り出したい場合にはINT関数を使用できます。 INT関数は、小数点部分を切り捨てて整数のみを返す関数です。
=INT(切り捨てしたい値(セル)) で指定します。
下記は各関数とそれに対する解です。ROUNDUP関数は切り上げしているので他の式と異なることがわかります。
金額を丸めて表示する方法
上記の数字をパッと見て21億9801万1224円と瞬時に理解できたでしょうか?
桁数の大きい値を表示するのに1円単位で表示しては、数字に強い方でもパッと見ていくらかわかりづらいですし、間違いにも気づきにくくなります。
しかしデータは1円単位で正確な数字を入力する必要があります。 割り返して表示するのも一つの手ですが、表示形式を変更するだけで1000円単位、100万単位で丸めることが可能です。
*エクセル2019では、万円単位の表示は書式設定ができません。
1.対象セルを選択して、Ctrl+1で書式設定を開く
2.表示形式→ユーザー定義を選択
3.「種類」ボックスに次のように入力
1000円単位の場合:#,###,
100万円単位の場合:#,,
※最後のカンマを忘れてしまわないように気を付けて下さい。
4. サンプルで表示を確認し「OK」をクリック
POINT
ROUND関数で整数を返す場合、桁数(第2引数)0を指定します。
単純に整数のみを取り出したい場合は、INT関数でも指定できます。
切り上げ、切り捨て、桁数など用途に応じて使い分けましょう。
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