記事コンテンツには「まとめ記事」や「インタビュー記事」などいくつかの種類があり、種類に応じて求められる構成や意識すべきことは異なります。今回は「ハウツー記事」について説明します。
ハウツー記事とは「読者の課題」を手順を追って説明するコンテンツ
ハウツー記事とは、英語での “How to” の通り、何かしらの方法や手順を紹介するコンテンツで、タイトルイメージとしては下記のようなものがあります。
【A】「初心者必見!はじめての一眼レフで上手に写真を撮る7つのステップ」
【B】「多くの人に読まれるブログ記事を書くための10の手順」
そして、こうしたハウツー記事の執筆で重要なことは、読者が抱えている課題の解決策を、手順を追って紹介することです。
上述のタイトル例【A】であれば、「一眼レフカメラの使い方がわからない」という課題に対して、7ステップで上手に撮れるようになる解決策を紹介する記事になりますし、タイトル例【B】であれば、「多くの人に読まれるブログ記事の書き方がわからない」という課題の解決策を手順を追って紹介する記事になります。
つまり、「まとめ記事」であればまとめられている項目が並列に並びますが、「ハウツー記事」では手順が順に並び、プラモデルの説明書などのように、順を追って進めることで解決する、という書き方がハウツー記事執筆のポイントです。
一見、当たり前のことのように思われるかもしれませんが、たとえば「初心者向けに一眼レフについての記事を書きたい」と思ったときに、「初心者向けのおすすめ一眼レフカメラまとめ」といったまとめ記事や、上述のような「一眼レフで上手に写真を撮る7つのステップ」というハウツー記事など、同じテーマで複数の記事ネタの切り口をつくることができるため、「ハウツー記事という書き方がある」ということを覚えておくと良いでしょう。
ハウツー記事の構成イメージ
では、具体的にどのような構成でハウツー記事を執筆すればよいか、上述のタイトル例【A】を例にご紹介します。
ハウツー記事として下記の構成が考えられます。
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見出し(タイトル)
導入テキスト(この記事を読むとどのようにカメラが上達するか)
中見出し(ステップ1)
テキスト(ステップ1の説明)
中見出し(ステップ2)
テキスト(ステップ2の説明)
中見出し(ステップ3)
テキスト(ステップ3の説明)
・・・
見出し(おわりに)
テキスト(締めのテキスト)
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上記の構成を活用した【A】のサンプル例です。
サンプルは下記のGoogle docsからコピーしてご利用ください。https://docs.google.com/document/d/1ezGAQXdduN3feHiIHDoAGXRDyP79W8S1x77uby9HGAc/edit?usp=sharing
ハウツー記事の構成は、そこまで複雑ではありません。基本的には「ステップ1:〜〜」「ステップ2:〜〜」とそれぞれの手順の概要を中見出しに置き、それぞれのステップで内容を書いていきます。
なお、タイトルや大見出しで「7つのステップ」と打ち出すことも重要です。そうすることで読者は「7つあるのだな」と認識し、「ステップ2」「ステップ3」と読み進めることで達成感を満たす構成となり(心理学的には達成動機と呼ばれます)、読了率を高めることができます。
POINT
ハウツー記事という書き方があるということを理解し、記事のネタを出す際のひとつの引き出しとして活用しましょう。
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