他の関数と組み合わせることで力を発揮するINDIRECT関数について説明します。
セル位置を指定して値を取得
Excelでは、セルの位置をA1というように列をアルファベット、行を数字で表します。
INDIRECT関数は、セルの位置を指定して、その位置にある値を取得する関数です。
下図のように、列と行の値の入ったセルを参照してセル位置を指定すると
=INDIRECT(C14&C15) となり、これは =INDIRECT(D23) を意味します。
D23セルには「76」という値が入っているため、「値」欄には76が表示されます。
INDIRECT関数の活用事例
INDIRECT関数は単独ではあまり意味をなしませんが、他の関数と組み合わせることで力を発揮します。
最終セルの値を表示する
例えば下記のようにCOUNTA関数と組み合わせることで、最終セルの値を表示させることができます。
目次を作成する
下図のように、シートのA2セルにはシート名、B2セルにはタイトルが入っている場合、INDIRECT関数を使ってB2セルの値を取得すれば、目次を作成できます。
今回の見本では、B2というセルの位置だけでなくシートも指定しなくてはいけません。
別シートのセルを参照するためには、=INDIRECT($A8&"!B2")
のようにセルの前に「!」を付けます。また、文字列ですので「""
」でくくります。
予めフォーマットを決めて作成しておくことで、目次を簡単に作成することが可能です。
POINT
INDIRECT関数で、指定したセルの値を取得できます。
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