ITスキルはリモートワークが拡大するなかで活躍するためには必要不可欠なスキルです。しかし、そのようにスキルアップさせていけばいいのか?どのようなスキルを身につける必要があるのか明確に把握できていない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、現代の社会人に求められるITスキルを一覧にしてまとめてみました。また、エンジニア職以外にも必要なスキルや、ITスキルを効率よくアップさせるために有効な資格もまとめています。
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IT技術者とは?
IT技術者とは、情報技術(Information Technology)を専門的に扱う職業のことを指しています。
1990年移行、IT技術が急速に進んでいることもあり近年注目を集めているのがIT技術者・エンジニアです。
コンピューターを扱う仕事が主になり、さまざまなシステムの基盤をつくっています。
IT技術者として活躍するためには、業種にあったITスキルを習得しておきたいものです。
ソフトウェアの開発やシステムの設計などを行う際には、コンピューターのみと仕事のみではなく、人と人のつながりも重要となります。
そのため、コミュニケーション能力や論理的に考えられるスキルも求められるでしょう。
ITエンジニアの種類を紹介
IT技術者とは、主にコンピューターを扱い、情報技術を専門的に扱う職業だと紹介しました。
IT技術者のなかで代表的な職種のひとつにITエンジニアがあり、さまざまな職種があります。
ITエンジニアの代表的な種類が下記に挙げられます。
- プログラマー
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- Web系エンジニア
- フロントエンドエンジニア
- サーバーサイドエンジニア(バックエンドエンジニア)
- セールスエンジニア
- ゲームエンジニア
- データサイエンティスト
- セキュリティエンジニア
求められるITスキルも業種によって大きく異なります。プログラマーとして活躍するのであれば、プログラミングのスキルは必要不可欠です。フロントエンドエンジニアとして活躍するのであれば、HTML/CSSのスキルやSEO対策のスキルが求められるでしょう。
すべてのスキルを身につけることは非常に難しいため、どの業種のITエンジニアとして活躍したいと思っているのかを明確にし、必要に応じたスキルを習得していく必要が
あります。
ITスキルとは?ITスキル標準(ITSS)が策定する7段階のレベルも解説
IT技術者についての基礎知識の理解を深めることができましたね。現代の会社で活躍する人材になるためにはITスキルを習得する必要がある場面が拡大しておりますが、ITスキルが何なのか?理解ができていない方も多いのではないでしょうか。
ITスキルとは、IT(インターネットテクノロジー)に関する基礎的なスキルから応用的なスキルまでの総称です。
先ほどの見出しでも紹介した、プログラミングのスキルやSEO対策のスキル以外にもITスキルがあります。
一部ですが、下記のスキルもITスキルです。
- ネットワークのスキル
- クラウドのスキル
- セキュリティのスキル
IT技術が急速に進んでいるにも関わらず、進歩に合わせたスキルを習得している人材が少ないのが現状です。
レベルの高いITスキルを習得している人材は、多くの企業から求められるでしょう。つまり、ITスキルが現在重要なスキルだといっても過言ではありません。
ITスキル標準(ITSS)が策定する7段階のレベル【2024年最新】
ITスキル標準は7つのレベルにわけられています。1〜7のレベルごとにどのようなスキルが求められているのか表にまとめてみました。
ITスキル標準は、2002年12月に経済産業省が公表し、現在は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によって管理されています。
IT業界では、高いIT技術は求められるものの、急激に発展したことが原因で人材不足が問題になりました。
問題を解決するためには、効果的にITスキルを習得させる必要がありました。ITスキル標準は、キャリアパスや習得すべきスキルを標準化・明確化させるために策定された背景があるのです。
詳しい内容は、独立行政法人情報処理推進機構のホームページを参考にしてください。
ITスキル標準レベル1 | IT企業における実務未経験者や新入社員などのレベル |
ITスキル標準レベル2 | 一定範囲の作業であれば独力で担当することができるレベル |
ITスキル標準レベル3 | 高度IT人材としてのスキルを有していると評価されるレベル |
ITスキル標準レベル4 | よりハイレベルな、高度IT人材に該当するレベル |
ITスキル標準レベル5 | ハイレベルな高度IT人材のなかでも、上位に該当するレベル |
ITスキル標準レベル6 | 高度IT人材のスーパーハイレベルに該当するレベル |
ITスキル標準レベル7 | 高度IT人材において、最も高いスキルレベル |
エンジニアに必要なITスキル一覧
エンジニアとして活躍するためには、高度なITスキルが要されることは理解できましたね。多くの方が気になっているのは、エンジニアとして活躍するために、どのスキルを身につけておく必要があるのか?という疑問ではないでしょうか。
本章では、ITエンジニアとして活躍するために必要なスキルの紹介をしていきます。
下記2つの見出しにわけて詳しく解説していきましょう。
- 業務経験や研修・独学によって取得できるITスキル
- ITエンジニア以外でも活かせるスキル
業務経験や研修・独学によって取得できるITスキル一覧
業務経験や研修・独学によって取得できるITスキルは主に下記の4つのスキルです。
- プログラミングの知識・スキル
- クラウドの知識・スキル
- ネットワークの知識・スキル
- セキュリティ関連の知識・スキル
プログラミングの知識・スキル
ITエンジニアとして活躍したいと思っているのならば、プログラミングのスキルは必要不可欠です。
ITエンジニアにもさまざまな業種があり、プログラミングはどの業種でも活かせるのが魅力です。
「ITエンジニアになりたいと思ってはいるけれど明確な方向性は定まっていない…」という場合にはプログラミングのスキルから習得するといいでしょう。
クラウドの知識・スキル
クラウドの知識やスキルが高い人材の需要が高まっている傾向があります。
クラウドによる業務管理は自動化しやすく、人が行う必要のある作業や手間を減らしやすいため、多くの企業がコスト削減案として検討しているからです。
コスト削減をするために、インフラ環境をクラウドに移行している企業も増えています。サーバ・ネットワークの知識、Linux技術者認定資格、AWS認定資格などを取得していると多くの企業から求められる人材になれるでしょう。
ネットワークの知識・スキル
インフラエンジニアとして活躍したいと思っている方は、ネットワークの知識やスキルを磨くのがおすすめです。
なぜなら、クラウドサービスが行政から民間企業まで多くの業界で導入されているからです。
多くの企業でクラウドサービスが導入されていることにより、ネットワークやサーバに関するIT知識の需要が高まっています。
インフラエンジニアとして活躍したいと思っているなら、ネットワーク関連の資格を主に挑戦するといいでしょう。
セキュリティ関連の知識・スキル
セキュリティ関連の知識やスキルを持っていると、多くの企業から求められる市場価値の高い人材になれます。
なぜなら、セキュリティ対策を強化し、データやシステムを保護するため尽力している企業が多く、対応できる人材を求めているからです。
どれだけ高いスキルや知識を持っているからといって、サイバー攻撃とウイルスとの戦いに終わりはないのが現実です。
そのため会社の資産を守るためにサイバー攻撃への対処やネットワークの設計が継続的にできる人材は重宝されます。
ITエンジニア以外でも活かせるスキル一覧
ITエンジニア以外でも活かせるスキルは下記の4つのスキルです。
- チームを束ねて動かすスキル
- アイデアやニーズを具体化した企画を出すスキル
- 原因を究明して問題を解決するスキル
- 必要な情報を素早く集めるスキル
チームを束ねて動かすスキル
ITスキルはもちろんですが、案件の進捗管理からメンバーに対する仕事の割り振り、チームのフォローまですべてを任せられるマネジメントスキルが高い人材は多くの企業から求められる傾向があります。
現代の会社で活躍する人材になるためには、個人で動くことよりもチームを束ねて利益を伸ばすことが重要とされます。
個人の意見で突き進むより、多角的な視点から物事を診断するスキルがある人が市場価値の高い人材になれます。
アイデアやニーズを具体化した企画を出すスキル
アイデアやニーズを具体化できるプレゼンスキルが高い人材も多くの企業で重宝されます。
ITスキルを求められる場面は、システムを開発したり、サイバー攻撃への対処やネットワークの設計をしたりするだけではありません。
アイデアを具体化するため企画会議に参加することもあります。エンジニアとしての知識を活かした企画ができる人材は重要なポジションを目指せるでしょう。
原因を究明して問題を解決するスキル
なるべく核心となる原因を追求し、改善できるスキルが必要です。
プロジェクトを進めていると規模がさまざまなトラブルがよく起こります。ITスキルの高い人材は、予期せぬトラブルが起きた際、自身で情報を収集して冷静に対処ができます。
原因を究明して問題を解決するスキルが低い人には、下記のような特徴があります。
- トラブルの起きた原因を探すスキルや基礎知識がない
- 過去に起こったトラブルから解決策を探す術がない
問題の原因を究明して解決するには、普段から物事に対してあらゆる角度から考えられるスキルを習得しておく必要があります。
必要な情報を素早く集めるスキル
溢れている情報の中から、必要な情報を素早く集めるスキルも重要です。
インターネット上には、多くの情報があふれています。Aのサイトでは正しいとされていたことが、Bのサイトでは間違いとして記載されているような記事を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
2つの選択肢があった場合に、どちらの情報が必要なのか判断するスキルを習得しておく必要があります。
また、必要な情報を集めるために時間をかけすぎてしまうのも生産性が低くなります。検索ツールやSNSを上手く活用して、素早く情報収集ができるスキルを習得しましょう。
ITスキルをアップさせるための資格一覧
現代の会社で活躍する人材になるために必要なスキルの知識を深めることができました。
ITスキルを高める必要性や、求められるITスキルは理解できていても、どのようにスキルを高めていけばいいのか?その方法に悩んでいる方も多いはずです。
効率よくITスキルを高めるためには資格の取得がおすすめです。資格を取得していればIT関わるスキルの証明ができるため、自分のアピールポイントにもなります。
下記の資格が、ITスキルをアップさせるための有効な主な資格の一覧です。
- 基本情報技術者試験
- PHP技術者認定試験
- Python3エンジニア認定試験
- Android技術者認定試験
- Oracle認定Javaプログラマ
- CCNA|シスコ技術者認定
- LinuC|Linux技術者認定試験
- ITパスポート
- オラクルマスター
- LPIC
- AWS
資格の内容について詳しく解説していきましょう。
下記の記事では、ITスキルアップに有効な資格をより詳しく解説しているため、気になる方はぜひご覧ください。
ITスキルをアップさせるための有効な主な資格の一覧|MENTER
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験では、ネットワークやデータベースの基礎知識を身につけられます。
有名な国家資格の1つで資格保有者も多いのが特徴です。エンジニアの職種に関係なく、どの職種であっても取得しておけば有効に活用できます。
エンジニアとしてハードウェアやソフトウェア、セキュリティの基礎知識がある証明もできるため、評価につながりやすいのが魅力の資格です。
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験は、IT初心者向けの言語の資格です。ウェブアプリケーション開発に役立つ知識や、PHP言語の基本的な構文や制御構造を身につけることができるため、ソフトウェアエンジニアを目指している方におすすめです。
下記のように試験のレベルは、4つにわけられています。
- 初級レベル
- 上級レベル
- 準上級レベル
- 認定ウィザード
自分にあったレベルに無理なく挑戦できるのも魅力の1つです。
PHP技術者認定試験を突破できれば、WordPressのカスタマイズも可能となり、職種の幅も広がります。
Python3エンジニア認定試験
Python3エンジニア認定試験は、資格需要の高いのが特徴です。資格需要の高い資格であるにも関わらず、資格保有者は少ないため、スキルの高い人材として重宝されます。
機械学習エンジニアとして今後活躍したいと思っている方には、かなり重要な資格となります。
Python3エンジニア認定試験|一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
Android技術者認定試験
Androidエンジニアにおすすめの資格が、Android技術者認定試験です。Android関連のスキルを証明できるため、アプリケーションスペシャリストを目指している方におすすめでしょう。
アプリケーション技術者認定試験とプラットフォーム技術者認定試験のふたつの試験から用意されているのが特徴です。
スマホアプリは学生で作っている収入を得ている方もおり、取得できれば本業とは別に副業で案件を獲得しやすくなるのが魅力です。
Android技術者認定試験|Authorized Certification of Engineer for Android
Oracle認定Javaプログラマ
Java言語のプログラミングスキルを証明できる資格が、Oracle認定Javaプログラマーです。この資格は、システムエンジニアやプログラマーにとって必要不可欠な資格だといわれています。
難易度の低いコースも用意されているので、システムエンジニアやプログラマーとして今後活躍したいと思っている方におすすめします。
Oracle認定Javaプログラマ|| Oracle University
CCNA|シスコ技術者認定
CCNA|シスコ技術者認定の資格では、ネットワークの基本的な概念や用語から応用まで幅広く学べます。
ネットワークエンジニアとして活躍できるため、業界からはかなり重宝される市場価値の高い人材を目指せます。
ネットワークエンジニアは、ITエンジニアの中でも人材不足が懸念されている職種です。
ネットワークのトラブルシューティングを学ぶことができるため、問題を自分の力で究明し解決するスキルを身につけられます。
LinuC|Linux技術者認定試験
LinuC|Linux技術者認定試験は、Linuxオペレーティングシステムの基本的な機能や特徴、ファイルシステムの構造について知識を深められる試験です。
また、LinuC|Linux技術者認定試験はクラウドのセキュリティを理解できる資格でもあります。
今後は、急速にAIやクラウドなどのDX案件が増えるともいわれています。
取得をしておけばかなり需要度が高く、エンジニアとして活躍しやすくなると考えられるでしょう。
Web系エンジニアに必要な基礎知識を身につけたいのであれば、LinuC|Linux技術者認定試験がおすすめです。
ITパスポート
ITパスポートの資格は、情報技術に関する基本的な知識とスキルを身につけられるのが特徴です。
ITエンジニア以外の社会人も取得している方が多い資格です。情報処理技術者試験のうち、最も難易度が低い資格なのがITパスポートです。
資格保有者が多いのであれば、市場価値の高い人材として認められないのでは?と思われるかもしれません。
しかし、ITパスポートは現代の会社で活躍する人材になるための登竜門のような資格ともいわれています。
今後、ITスキルを使って活躍したいと思っているのであれば、取得しておいて損はないでしょう。
オラクルマスター
オラクル社の提供する商用データベースの一つであるOracle Databaseの技術力を認定できるのはオラクルマスターです。
ITに関する最新の知識を取得できるのは、メリットの1つでしょう。今後データベース技術者として、活躍したいというビジョンを持っている方は取得しておいたほうがいい資格です。
LPIC
Linuxの専門知識とスキルを持つITエンジニアを認定できるのは、LPICです。3つのレベルにわけられていて、難易度も大きく異なります。
LPICを取得するためには、2つの試験に合格する必要があります。1つ目は、システムアーキテクチャLinuxのインストールなどのスキルを取得できる101試験です。
1つ目の101試験に合格をすれば、デスクトップ管理タスク必須システムサービスネットワーキングの基礎セキュリティなどのスキル取得ができる102試験に挑戦をする必要があります。
LPIC|Linux Professional Institute
AWS
Amazonが提供しているクラウドのAWSのスキルを認定するAWSは、クラウドコンピューティングの基本的な概念や技術、機械学習やデータ分析についてのスキルを磨けます。
AWSとは、アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)が提供するクラウドコンピューティングプラットフォームのことです。データベースサービスやAIなどさまざまなサービスを提供しています。
クラウドエンジニアや、アプリケーションの開発をしたい方におすすめの資格です。
AWSは4つのレベルに分けられているのが特徴で、専門分野ごとにコースが用意されているため、よりニーズにあった資格が取得できるのもポイントです。
技術スキルとクラウドの専門知識を高められる資格で、かなり需要の高いといわれています。
レベルアップするために必要なITスキル一覧まとめ
ITエンジニアにとって、ITスキルをレベルアップさせることは、市場価値を高める効果があるかなり重要なポイントです。
現代の会社で活躍する人材になりたいと思っているのであれば、職種に応じて必要なスキルを明確にし、効率よくスキルアップをさせていきましょう。
資格を取得するのも有効なスキルアップの方法の1つですが、資格取得まで時間が取れない方は、オンライン学習でスキルアップを狙うのもおすすめの方法です。
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隙間時間を利用してITスキルをアップさせられると同時に、ITリテラシーも高められるのが魅力のポイントです。
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