よし、見積書完成したから先方に報告しよ!
ちょっと待ってください、伊藤さん!
えっ!なぜですか??
見積書、Excelファイルのまま送ろうとしていませんか?
はい、そうですけど…何か問題があるんでしょうか?
実は、見積書などはPDFに変換してから送る方が良いんです。
そうなんですか?どうしてですか?
Excelファイルには二つの問題があります。
⒈ 受信者が誤って数値を変更してしまう可能性があること。
⒉ 悪意のある人が内容を改ざんしやすいことです。
一方、PDFは編集が難しいので、これらのリスクを軽減できます。
なるほど!つまり、PDFなら誤操作や改ざんのリスクが低くなるんですね。
そうです。さらに、PDFは異なるデバイスやソフトウェアでも同じように表示されるので、レイアウトの崩れも防げます。
わかりました!セキュリティと見た目の両方で有利なんですね。
では、PDFに変換して送ります。
それと、PDFを添付する時の注意点として、ファイル名は「日付_内容_見積書」のような形式で、相手方にわかりやすくしましょう。それと、日本語は避けましょう。
なぜですか?
システムの互換性やグローバルな共有を考慮し、日本語の使用は避けるべきです。
また、そのファイルをアップロードしたり、他の第三者に送る場合、その環境によっては文字化けして使えなくなるケースもあります。
なるほど!では具体的にはどういう風にすればいいですか?
「20240830_Office_kagu_mitsumori.pdf」といった具合です。これならローマ字でわかりやすく、相手先でも管理しやすいですよ。
見積書を送るときのメール例文
件名:【見積書送付】オフィス用家具一式
○○商事株式会社 総務部
山田様
いつもお世話になっております。 ××株式会社営業部の伊藤です。
先日ご依頼いただきましたオフィス用家具一式について、
見積書を作成いたしましたので、 ご確認をお願いいたします。
・見積書
【添付ファイル名:20240830_Office_kagu_mitsumori.pdf】をこのメールに添付しております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
××株式会社 営業部
伊藤マリ
電話:03-◯◯◯◯-◯◯◯◯(内線1234)
Email:◇◇◇◇.ito@××××.co.jp
よくできていますね。これで送信して大丈夫です。
ありがとうございます!
ところで、もし見積書のファイルサイズが大きくなった場合はどうすればいいですか?
いい質問です。大容量ファイルの場合は、メールに直接添付するのは避けた方が良いです。
その場合はファイル共有サービスを使うのがおすすめです。
ファイル共有サービス?それはどういうものですか?
ファイル共有サービスは、インターネット上にファイルを保存し、他の人と共有できるオンラインのサービスです。大容量のファイルをアップロードして、そのダウンロードリンクを相手に送ることができます。
なるほど。でも、それってメールで送るのとどう違うんですか?
メールで大容量ファイルを送ると、いくつか問題が起こる可能性があるんです。
まず、多くの組織やメールシステムでは、受信可能なファイルサイズに上限があります。その上限を超えると、ファイルが自動的に拒否されてしまうんです。
え?そうなると、送ったつもりでも相手に届いていないってことですか?
そうなんです。重要なファイルが届かずに業務に支障をきたし、結果的に再送が必要になって時間と労力が無駄になってしまいます。
なるほど。ファイル共有サービスを使うと、そういった問題を避けられるんですね。
その通りです。ファイル共有サービスを使えば、メールサーバーの容量制限を気にせずに済みますし、相手先の受信トラブルも避けられます。さらに、大容量ファイルでも簡単に送れるんです。
わかりました。大きなファイルを送る時は、ファイル共有サービスを使うようにします。
実際のメールではどのようにURLを伝えればいいんでしょうか?
いい質問ですね。メール本文の中で、ファイルのダウンロードリンクを明確に示すことが重要です。例えば、こんな感じです。
ファイルダウンロード用のURLを伝える例文
件名:【見積書送付】オフィス用家具一式
○○商事株式会社 総務部
山田様
いつもお世話になっております。 ××株式会社営業部の伊藤です。
先日ご依頼いただきましたオフィス用家具一式について、
見積書を作成いたしましたので、 ご確認をお願いいたします。
見積書は以下のURLからダウンロードしていただけます:
[ファイル共有サービスのURL]
ダウンロードに問題がある場合は、お手数ですがご連絡ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
××株式会社 営業部
伊藤マリ
電話:03-◯◯◯◯-◯◯◯◯(内線1234)
Email:◇◇◇◇.ito@××××.co.jp
このように、URLの前に説明を入れて、どこからダウンロードできるかを明確にします。
なるほど!URLの前後に説明を入れることで、相手にも知らせることができますね。
そうですね。また、URLが長くて見づらい場合は、ハイパーリンクを使って「こちら」などの文字列にリンクを貼ることもできます。
わかりました!ありがとうございます。とても勉強になりました!
重要なポイント
- PDF形式で送信: 見積書はExcelではなくPDFに変換して送ることで、データの完全性を保つ。
- ファイル名の工夫: 日本語を避け、ローマ字で「日付_内容_見積書」の形式にする
- 大容量ファイルは共有サービス: 大きなファイルはメールで送らず、ファイル共有サービスを利用する。
- メール文の明確化: URLを明記し、ダウンロード方法を分かりやすく説明する。
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