記事の執筆は、たとえネタがよくあるネタだったとしても、切り口次第で多くの人に読まれる記事に仕上がります。
多くの人に読まれるためには「切り口」が大事
記事の執筆は料理と同じで、たとえネタ(料理で言えば食材)がよくあるネタだとしても、切り口(料理で言えばレシピ)次第で多くの人に読まれる記事に仕上がります。
北海道帯広にあるカレーレストラン『ABC』(仮名)について記事を書く、という場合、ターゲットは道外の人で、主に東京からの出張目的の人とします。
たとえば、東京から飛行機に乗ってカレー屋『ABC』を求めて帯広まで実際に行く人はいないかもしれません。しかし「東京から2時間!」(飛行機+自動車移動で実際に2時間程度)という切り口を加えることで、下記のようなタイトルをつくることもできます。
東京から2時間!知る人ぞ知るカレー屋『ABC』は人生に一度は食さないと後悔するレベルの旨さだった
こうすることで東京および関東圏に住んでいる人にとって、「これは自分に関係ある記事かもしれない」と記事を読んでもらえるキッカケをつくれます。
また「出張先グルメ」として紹介することで、出張が多いビジネスマンに読者ターゲットを広げることができます。多くの人に読んでもらうためにも、切り口を考えて執筆しましょう。
切り口を考えるための3つの発想法
では、いかにして記事の切り口を考えれば良いのでしょうか。ここでは、ライター初心者がまず知っておくべき、3つの発想法についてご紹介します。
1. 読者ターゲットを示すキーワードを盛り込む
上記の「東京から2時間」といったような表現であれば、「東京および東京近郊に住んでいる人」が自分ごとと思わせるキーワードになります。
他にも「30歳になったら知っておきたい」(=30歳近くの人がターゲット)、「子どもと行ける」(=親御さんがターゲット)といった形で、ターゲットとなりえる人が自分のことだ!と思えるキーワードを盛り込みましょう。
2. 多くの人が興味を示すキーワードを盛り込む
マイナーなネタは、言い換えれば多くの人が興味を持っていないネタです。記事タイトルを見て「この記事には興味がない」と思われてしまっては、どんなに良い記事でも読んでもらうことができません。
そのため、記事を届けたい読者ターゲットがどういったことに興味を持っているかをリサーチし、ターゲットが興味を持つであろうキーワードを掛け合わせた切り口で企画をつくることで、より多くの人に読んでもらえる記事になります。
3. 「役に立つ」などの読者メリットを明示する
Webコンテンツとして、ハウツーコンテンツやライフハックコンテンツは非常に人気なジャンルです。
ハウツーコンテンツとは「〜のつくりかた」「〜の方法」など、その名の通りハウツーを紹介するコンテンツです。ライフハックコンテンツは「〜の7つの裏技」「〜の仕事術」など生活が改善・向上するようなテクニックを紹介するコンテンツです。
読者ターゲットがどういったことに悩んでいるか、どういった課題を抱えているかを想定し、読者ターゲットが解決したい事柄をハウツーやライフハックコンテンツに落とし込む切り口も検討してみましょう。
POINT
読者ターゲットが自分ごとと思える切り口に仕上げましょう。
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