記事コンテンツには「まとめ記事」や「ハウツー記事」などいくつかの種類があり、種類に応じて求められる構成や意識すべきことは異なります。今回は「ナレッジ記事」について説明します。
ナレッジ記事は「読者の疑問解決のための知識」を紹介するコンテンツ
ナレッジ記事とは、読者が抱える疑問を解決するための知識を紹介するコンテンツです。おそらくWeb上に公開されている多くの記事はナレッジ記事に分類されると言っても過言ではないほど、一般的な記事タイプになります。記事イメージとしては、下記のようなタイトルのようなものです。
【A】「良い記事と悪い記事の違いとは? ライターなら知っておきたい7つの基礎知識」
【B】「Web制作にかかる費用はいくら? 制作費の見積もり大公開」
これらの記事を書くためには、ライターがある程度の知識を要していないと執筆できません。もしライターに知識がない場合は、有識者にヒアリングを行い、得た知識から記事に落とし込む、という方法や、個人で正しい情報を調べる必要があります。
ナレッジ記事を執筆する際に重要なことは、読者が抱える疑問に対して適切な解を紹介してあげることです。もしも記事に書かれていることが読者の疑問解決につながらない場合は、すぐに記事を離脱されてしまいます。
最後まで読まれる良い記事に仕上げるために、読者の悩みは何か、何を解決したいのか、どういった解があれば読者は満足するかを考えて執筆しましょう。
ナレッジ記事の構成イメージ
では、具体的にどのような構成でナレッジ記事を執筆すればよいのでしょうか。ナレッジ記事の場合はいくつか構成パターンがありますが、もっとも使いやすい構成として下記のようなものがあります。
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見出し(タイトル)
中見出し(疑問定義) テキスト(読者が抱えている疑問の説明)
中見出し(解決ナレッジ)
小見出し(ナレッジ1)
テキスト(ナレッジ1の説明)
小見出し(ナレッジ2)
テキスト(ナレッジ2の説明)
小見出し(ナレッジ3)
テキスト(ナレッジ3の説明)
・・・
中見出し(おわりに)
テキスト(締めのテキスト)
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上記の構成を活用した【A】のサンプル例です。
サンプルは下記のGoogle docsからコピーしてご利用ください。https://docs.google.com/document/d/1zGnc7vGkvpvp-8D8Jpy2y5Ndig0o7nVrKMOGT9tmzIE/edit?usp=sharing
上記のように、まずはあらためて何が課題なのか、読者と共通認識を持つための「疑問定義」のパートを設け、読者に「そうそう、それについて知りたい!」というマインドセットをすることが重要です。それにより、記事を最後まで読む動機付けが可能になります。
そして疑問解決のためのナレッジを、必要に応じて中見出しを複数にわけて展開していきます。上述のタイトル例【A】の「良い記事と悪い記事の違いとは? ライターなら知っておきたい7つの基礎知識」という記事であれば、中見出しは
### 基礎知識01. 〜〜〜〜〜
### 基礎知識02. 〜〜〜〜〜
### 基礎知識03. 〜〜〜〜〜
のようにわけても良いでしょう。
POINT
読者の抱える疑問が解決される記事に仕上げましょう。
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