新入社員が学ぶ!社外訪問を成功させるためのビジネスマナー(#4:訪問の流れ実践編)

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ではいよいよ、訪問時の流れをシミュレーションしましょう!

よろしくお願いします!

ビル訪問直前に確認すること

まず、ビルに入る前に身だしなみなどチェックしましょう。

到着はゆとりをもって10分前が目安ですが、受付に訪問するのは5分前より早くならないようにしましょう。

わかりました!それからどうしたらいいですか?

ビルに入ってから会議室に入るまでの流れ

ビルに入ってからは以下の流れです。

ビルに入ってからの基本の流れ
  1. 受付で取次ぎを依頼
    • 「○○株式会社の伊藤と申します。〇時に営業部の○○様とお約束があって伺いました。」と伝える
  2. 会議室、応接室へ
    • お茶を出されたら相手に勧められてから飲む。または相手や上司が飲み始めてから
    • 入り口の下座付近で待機し、席を勧められてから着席する
    • 必要書類やパソコン、名刺などを準備する
  3. 担当者が入室
    • すぐに席を立ち、「お忙しいところお時間を頂戴しましてありがとうございます。」と挨拶する
    • 初対面の場合は名刺交換をする

受付がない場合はどうしたらいいですか?

その場合はまず入り口でドアをノックし、入り口付近の人に「失礼致します。○○会社の伊藤ですが..(後は受付時と同様)」と声をかけてから取り次いでもらいます。

担当者の席が入り口から見えても、勝手に部屋の奥まで進むようなことはしてはいけませんよ!

なるほど!わかりました!

打ち合わせの流れ

では次に打ち合わせの流れです。用件によっても異なりますが、基本的な流れは頭に入れておきましょう。

打ち合わせの基本的な流れ
  1. アイスブレイク
    • すぐに本題には入らず、軽い雑談で場を和ませる
  2. 本題の説明
    • アジェンダがある場合は先に述べる
    • 簡潔に要件を説明する。結論を述べたうえで理由や状況説明を
    • 相手が理解しているか確認しがら進める。一方的に話を進めない
  3. 質問・要望への対応
    • 話を遮らない: 相手が話している際は決して口をはさまず、うなずきながら最後まで聞く
    • 質問・要望への回答は明確に: 資料やデータを活用して具体的な説明を行う
    • 即答できない場合の対応:その場で適当に答えず、「いつまでに回答できるか」を明確に伝えた上で、帰社後に確認する
    • 議事録・メモを取る:重要な合意事項やアクションアイテムを明確に。会議の進行の妨げにないようにメモを取る
  4. 打ち合わせの終了
    • 打ち合わせが終わったら、「本日はお時間をいただき誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」といった挨拶をする
    • 相手の名刺を名刺入れにしまう

最初のアイスブレイクから難しそう。。例えばどんなことを話したらいいんですか?

天気の話は一番無難ですね。訪問先の地域についてや、オフィスを褒めるのもいいですね。

事前に訪問先について調べたことを話題に挙げれば、「おっ興味をもってくれているな」、と印象付けることができます。

しかし、最初からプライベートな内容に踏み込んだり、宗教、政治、芸能やスポーツの話題(好き嫌いがあるため)を出すのはNGですよ。

アイスブレイクの話題例
  • [天気]暖かくなってきましたね。お花見にはもう行かれましたか?
  • [地域]こちらの地域は初めて訪れたのですが、駅前は飲食店が多くてにぎやかですね。おすすめのお店はありますか?
  • [オフィス]とっても素敵なオフィスですね。いつ入居されたのですか?
  • [相手企業のニュース]プレスリリース拝見しました!御社は〇〇の事業に注力されていらっしゃるのですね。
  • [NGトピック]プライベートな内容(特に初対面の場合)、宗教、政治、芸能やスポーツの話題(好き嫌いがあるため)

入社して間もない時期でしたら、

「まだ勉強中ですので至らない点あるかと思いますが、何かお気づきの点がございましたらご指導いただければと思います。」など謙虚な一言もあるとよいですね。

なるほど!新入社員として謙虚に、そして相手に失礼にならないように話題を選ぶんですね!

あと、相手からの質問がよくわからない場合や答えられない場合は、どのように言えばいいんでしょうか?

その場合は、勝手に曖昧な回答をしないことです。

まず、質問の意図がわからないときは相手に確認。

自分で答えを用意できない場合は、同行者に確認をとるか、社内で確認する旨を伝えましょう。

質問に即答できない場合の返答例
  • 質問内容を再確認する場合
    • 「恐れ入りますが、○○についてのご質問の意図をもう少し具体的にお聞かせいただけますか?」
    • 「ご質問の内容をもう一度確認させていただければと思いますが、○○についてのお話でよろしいですか?」
  • 社内での確認が必要な場合
    • 「大変申し訳ございませんが、この件については確認が必要です。確認後、○○日までにご回答させていただきます。」
    • 「この件については、私だけでは判断が難しいため、担当部署と相談の上、○○日までに改めてご連絡させていただきます。」

はい!後日お返事する場合は期限を伝えることが大事ですね!

そうですね!社外向けの会議は特に、曖昧なことを発言したり合意事項が不明瞭なことが原因で、後々大きな問題に発展しかねませんので、責任ある発言を心がけましょうね!

はい!ありがとうございます!

POINT

  • 訪問前に身だしなみを整え、名刺入れ、スマホのマナーモードを確認
  • 受付での取次は、自分と相手の名前、時間、用件を伝える
  • 名刺交換は丁寧にスムーズに
  • 冒頭のアイスブレイクで場を和ませる
  • 説明は要点を簡潔に伝えた後、背景や状況を説明する
  • 質問には明確に答える、分からないことは確認し、持ち帰り事項として伝える

ビジネスの場では信頼がすべての土台です。一つひとつの対応を丁寧に行い、相手との良い関係を築くことで、会社からの信頼も高まり、次のステップアップのチャンスが広がっていきます。

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