VLOOKUP関数とMATCH関数を組み合わせて、列の並び順が違う量のデータを転記する方法を紹介します。
MATCH関数
MATCH関数は、一行または一列のセル範囲の中で、検査値と同じ値のセルが何番目にあるかを調べる際に使います。
クイズの問いをMATCH関数の構文に当てはめると
=MATCH(A18,B18:B30,0) で検査値「13」は「12」番目であることがわかります。
MATCH関数は単独ではあまり出番がありませんが、VLOOKUP関数などと一緒に使うことで力を発揮します。
VLOOKUP関数とMATCH関数を組み合わせて値を取得する
下の表は、項目の並びが元表と転記先で異なっています。
このような場合は、転記先の各項目が元表の左端から何列目にあるかをMATCH関数で取得することを考えます。
元の式:=VLOOKUP($I12,$B:$G,2,0)
何列目かの指定をMATCH関数を使い、項目名J11(商品名)と同じ値がB11からG11の列で何番目にあるかというように置き換えると
=VLOOKUP($I12,$B:$G,MATCH(J$11,$B$11:$G$11,0),0)
となります。上下左右に式をコピーしても正しい値が入ります。
VLOOKUP関数にMATCH関数を組み込むことにより、作表後に転記先の表の列を入れ替えても表が壊れなくなります。 データや表の用途に応じて、拡張性・柔軟性に優れた関数を入力しましょう。
POINT
VLOOKUP関数とMATCH関数を組み合わせることで、元表と参照先の表組の列の並びが違っても簡単にデータを移植することが可能です。
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