WEBサイトを複数の言語に対応させることで、利用者の利便性向上や来訪者の増加につながります。
今回は、WEBサイトを多言語化する方法についてご紹介します。
多言語化とは
複数の言語を並存して利用することを多言語対応(多言語化)と呼びます。
国際共通語として英語が扱われ、世界で最も利用されている言語は中国語です。
翻訳のテクノロジーの進化により、国際共通語以外の翻訳の完成度が上がりました。
それにより自国の言葉で海外の人とコミュニケーションを取りやすくなりました。
英語が国際共通語だとしても、人は自国の言葉の方が安心し、共感を得ることができます。WEBサイトも英語以外に各国の言語に対応させる動きが強まっています。
WEBサイトの多言語化対応
WEBサイトを多言語化する際の対応方法を2つご紹介します。
(1)ページを別途用意し、ボタンで中身を切り替える
例えばAirbnbの場合はメニューにある「日本語(JP)」をクリックすることで言語を切り替えることができます。これは予め違う言語のページを別ページで用意しておき、ボタンで切り替えています。
https://www.airbnb.jp/
2)外部サービスを利用する
多言語化では「Wovn」という外部サービスが有名です。外部サービス内で翻訳文を作成しておき、右下のボタン(赤枠)で対象の言語に変換して表示しています。別ページを用意する必要はありません。
外部サービスとGoogle翻訳の違い
Google翻訳のクオリティが上がっているため、「外部サービスを用意しなくても良いのでは?」と思う方も多いと思います。Google翻訳の拡張機能をブラウザに導入することで、対象の単語や文章、またはページ全体を翻訳することができます。
ただWovnのような外部サービスを利用するメリットがあります。Google翻訳は全て機械翻訳で表示されます。例えばWovnにも機械翻訳が備わっていますが、翻訳文は修正することができます。特に正確には表示されにくい言い回しやニュアンスを調整することができます。また日本語の画像はGoogle翻訳では変換されません。Wovnでは翻訳した画像を設定しておくことで、切り替えることができます。
海外に向けて発信する場合にも外部サービスは効果的です。SEO(検索エンジン最適化)はHTMLを元に言語を判断していますが、Wovnは海外SEOの対策をすることができます。また中国本土はGoogleツールは規制されているため、Google翻訳は使用できません。
POINT
グローバル化が進み、多言語化の必要性は今後さらに増加していくでしょう。
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