「参照」を理解し使いこなすことで計算がグっ、と早くなります。
参照するとはどういうことか
データを効率的に入力するのは大切ですが、もともとセルに入っているデータを利用できるならば、いちいち入力する手間が減ります。そのために使うのが「参照」です。 セルを「参照」するとは、あるセルに対して「そのセルを見に行っている」もしくは「そのセルの値を取りに行っている」という状態のことです。
エクセルの参照元と参照先
・参照元=他のセル内の数式によって参照されているセル
・参照先=他のセルを参照する数式を保持しているセル
上記の場合、B14セルの数式はB12セルとB13セルを参照しています。
B12セルとB13セルはB14セルの参照元であり、B14セルはB12セルとB13セルの参照先になります。
参照元の確認方法
参照元を確認するには、式が入っているセルにカーソルを合わせF2キーを押下します。するとセルの編集に切り替わり、参照元が分かりやすく枠囲みされて表示されます。 同様にダブルクリックでも編集画面に切り替わりますが、エクセルの関数では参照先を確認することが度々ありますので、F2キーのショートカットを覚えておくと、時短に繋がり便利です。
絶対参照と相対参照
あるセルに入力した計算式を別のセルにコピーするとき、コピーした位置に応じて計算式内で参照しているセル番地も変化するのが「相対参照」、変わらないのが「絶対参照」です。
下記のように割引額テーブルを参照して割引額を算出する際に、相対参照のまま式をコピーした場合、参照テーブルもセルに応じて変化するため、正しい解が求められません。
相対参照
上記の式をそのままコピーした場合、参照先も変化します。
絶対参照
絶対参照で参照元テーブルに「$」をつけた場合、
上記の式をそのままコピーしても、参照先が変わりません。
基本的にVLOOKUPの参照は列指定しておくことで、ミスを軽減することが可能です。
POINT
他のセル内の数式によって参照されているセルを「参照元」、他のセルを参照する数式を保持しているセルを「参照先」といいます。
絶対参照する場合は$(半角ドルマーク)を入れます。
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