この記事は以下の「ユーザービリティ調査とは?」と関連している記事です。
被験者を集める前に
手当たり次第にたくさんの人と会っていては、コストも時間もかかってしまい効率的にユーザーテストを実施できません。
まず、自分たちのサービスの主要顧客である簡易版ペルソナを定めましょう。
ただし、完璧に定める必要はありません。おそらく今後何度もテストを経るたびに少しずつ変化していくものですので、おおよそ以下のような項目を一旦チームで話し合って決めればよいでしょう。
・必須)「氏名」「性別」「年齢」「職業・役職」「家族構成」「年収」などの基本情報
・任意)「性格」「価値観」「口癖」「悩み」などの人格を表す情報
・任意)「趣味」「休日の過ごし方」「使っているデバイス」などの生活の様子を表す情報
被験者を集める際の4つの注意点
1.ターゲットやペルソナに当てはまるサンプルユーザーを集める
あえてターゲットから外して募集することも一案ですが、まずは自分たちが思い描くペルソナに合致する人を数人呼んでみましょう
2.サンプルユーザーが特定の特徴に偏りすぎないようにする
完璧に同じプロフィールの方を複数人呼ぶだけではなく、多少年齢層や、職業、家族構成などが異なる層を呼ぶことも重要です
3.サンプルユーザーを募集する際に必要最低限の質問には答えてもらう
サンプルユーザーの募集をかける際に、予めペルソナで決めた項目程度の質問には答えてもらっておきましょう。選別が大変になります
4.予定よりも多少多めに被験者を呼んでおく
オフィスやどこかのテスト実施場所に呼んでインタビューをする際(被験者の自宅などで実施しない場合)は、必ずキャンセルや、無断での欠席が発生すると思った方が良いです。
POINT
被験者を定期的に招集していくのは地味で大変な作業ですが、良いプロダクト作りには重要な作業です。
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