ecサイトを改善する際、データ分析をせずに修正をくりかえしても高い効果は期待できません。
分析・改善する上で重要な3つのデータをご紹介します。
ビジネスには様々な課題が潜んでおり、それぞれの原因に紐づいているデータを見ることが重要です。代表的なデータとしてアクセス解析データ、顧客/注文データ、インタビュー/アンケートデータの3種類が挙げられます。
1.アクセス解析データ
アクセス解析データではWEBサイト上のユーザーの行動を分析することができ、WEBサイトの「どこ」に課題があるかを発見する際に使用します。また、ABテストや前後比較を行うことで改善策による変化量を測ることもできます。代表的なツールとして「Googleアナリティクス」があります。

2.顧客/注文データ
顧客/注文データ(CRMデータ)ではユーザーの購買行動を分析することができます。主に店舗のどこに課題があるかを発見する際に使用されるほか、メールマガジンなどのCRM活動を行う際にも使用します。また実店舗だけでなく、ECサイトの顧客/注文データをECサイトの課題発見に使用する場合もあります。

3.インタビュー/アンケートデータ
インタビュー/アンケートデータでは、ユーザーがWEBサイト・店舗等でショッピングをしている際に感じている心理などを分析することができます。WEBサイト・店舗で把握された課題について、その原因を発見する際に使用すると効果的です。

データ分析の考え方
例えば、アクセス解析データの分析によりログインページの離脱率が90%であるという課題が判明したとしても、それが「なぜ」生じたかという原因までは把握できません。「なぜ」の問いに対するヒントを得るには、実際のユーザーの声を聞くことが効果的です。一つの手法にこだわるのではなく、様々な種類のデータを俯瞰して分析することが重要です。
POINT
「アクセス解析データ」と「顧客/注文データ」はWEBサイトや店舗の「どこに課題があるか?」を発見する際に使用します。「インタビュー/アンケートデータ」は「なぜその課題が発生しているか?」を発見する際に使用します。
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