自ら情報発信をする時、その行為がステルスマーケティングにあたる場合もあります。
今回はステルスマーケティングの事例をご紹介します。
ステルスマーケティングとは
ステルスマーケティングとは自分や自社にとって有益になることを隠し、中立的な立場を装ってマーケティングを行う手法のことです。略してステマとも呼びます。ステルスマーケティングは違法行為になる可能性があります。違法行為にならなくとも、消費者を騙している行為のため、行った場合はモラルが疑われます。
ステルスマーケティングのケース
実際の事例を4つご紹介します。
(1)口コミ評価の代行業社が金銭を受け取り、飲食店のレビューサイトに高評価を付けました。営業を受けた飲食店側が通報し公になりましたが、その後の調査で39社の代行業社が存在したことが発覚しました。
(2)TVゲームをリリースしている企業の社員が、ライバル企業の掲示板に身元を隠しバッシングする書き込みをしました。あまりに量があったため、IPアドレスを分析すると、企業内から投稿されており、関係者ということが発覚しました。
(3)存在しない映画評論家を作り上げ、中立的な立場で自社の映画を絶賛する評論を書きました。ラジオ番組のインタビューなどで不自然に気づき、捏造ということが発覚しました。
(4)商品を扱うスーパーマーケットが架空の人物を作り、スーパーマーケットを絶賛する記事を書き続けました。消費者団体が調査した結果、発覚しました。
POINT
個人で運営しているブログで商品を紹介することがあります。もし商品の関係者であれば、その旨を表記していないと、ステルスマーケティングと判断されることもあります。あくまでブログを見る側にとって平等の立場で告知できているか考えましょう。
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