今回はデジタル化によって実店舗をもつビジネスへどのような影響が起きているか?これについて紹介します。
実店舗をもつビジネスのマーケティング情報
その1
実店舗とWebどちらも利用しているユーザーが、実店舗のみ利用しているユーザーと比べて年間購入金額が高いケースがあります。
店舗と通販を併用している顧客の「平均年間購入金額」は、店舗のみ利用者の3倍購入されているというデータもあります。
これは、実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルや流通チャネルを統合し、いつでもどこでもどこからでも同じように商品を購入できるようにすることが売上UPにつながる可能性が強いことを示唆しています。
【出典】アパレル企業のWeb責任者が見る「2018年。3年後のWeb戦略」―UNITED ARROWS LTD.
https://abejainc.com/o2o/retail/post-7235/
その2
徐々にデジタル化が進んでおり、実店舗を訪れる人の6~8割がインターネットなどで事前に情報収集をしてから来店するというデータがあるため、今後ますますデジタルメディアとリアル店舗の行き来は進んでいきます。
参考:https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/62408
その3
デジタル上での認知獲得行動は、マスマーケティングと比較し「数値化しやすく」「少額から検証可能」などの特徴を持っているためデジタルマーケティング(広告プロダクト)は注目すべき広告媒体です。
しかし、それ以上に継続的なコミュニケーションを取りやすい点も特徴としてあげることができます。
例えば、デジタル上ではメールマガジンをユーザーの属性(男性/女性などの性別情報など)にあわせてカスタマイズ配信することも可能です。(チラシでも実現可能ではありますが、コストが大きくかかってしまうケースが多い)
また、近年さらに注目が集まっているマーケティング・オートメーションと呼ばれる仕組みでは、ユーザー1人1人の行動情報の把握/分析や、これにあわせたメールマガジンの自動配信なども可能になります。
オムニチャネルとは?
デジタル化により、消費は店舗だけで行われる行動(店舗で知り店舗で買う)ではなくなりました。
・店舗で知りecで購入する
・ecで購入しコンビニで受け取る
・SNSで見た商品を店舗で試着しecで購入したものをコンビニで受け取る
「オムニチャネル」とは、「いつでもどこでも買える/受け取れるサービスを提供する戦略」を指して用います。
デジタルの重要性
これらの情報は、自ら情報収集するためのアクションをとることで得られます。
しかし、既存の担当業務も多数ある中、情報収集の時間を確保することは困難であると思います。
だからこそ、Web検索やWebツールを活用することで上手に(もしくは、できる限り自動で)情報収集を行う環境作りが大切だと考えます。
POINT
・消費者は、消費行動を行ううえでデジタル(Webサイト)も参考にしている
・店舗と通販を併用している顧客の「平均年間購入金額」は、店舗のみ利用者の3倍購入されているケースもある
・情報収集を行うためには、Google検索を上手に行うテクニックが重要
・「オムニチャネル」とは、いつでもどこでも買える/受け取れるサービスを提供する戦略を指して用います
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