Adobe社が提供するDTPソフトウェア、InDesignの特徴や使い方についてご紹介します。
*DTPとは、DeskTop Publishing(デスクトップパブリッシング)の略。
パソコンでデータを作成し、実際に印刷物を作成することです。
Adobe InDesignとは
InDesignはAdobe社が提供しているDTPソフトウェアです。ページ数が多くテキスト量が多い冊子のデザインに特化したツールです。
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Adobe InDesignの特徴
Adobe社から提供しているツールではIllustratorも同様にグラフィックを作ることができます。
ただIllustratorはグラフィックメインのデザイン(ポスターなど)に向いているのに対して、InDesignは文字やページ数が多い媒体(冊子など)に向いています。例えばInDesignにはノンブル(ページ数)を付ける機能や、見開きページの設定など、より冊子を作るための機能が搭載されています。
Adobe InDesignの使い方
文字組をしてみましょう。InDesignを開いてください。
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(1)新規作成(赤枠)をクリックしてください。ドキュメントの設定画面になります。印刷タブ(青枠)をクリックして、A4を選択してください。最後にマージン・段組(黄色枠)をクリックしてください。
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(2)マージンや段組の設定画面になります。段組を2に変更してOKをクリックしてください。
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(3)2段組のA4サイズのワークスペースが制作できました。こちらに文字を入力していきます。
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(4)文字ツール(赤枠)を長押しし、縦組み文字ツールを選択してください。画像(青枠)のようにで上下合計二つの囲みを作ってください。
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(5)下記のリンク先の文章を流し込みします。下記のリンクを開き「一、午后の授業」の文章(「ではみなさんは、」から「教室を出ました。」まで)をコピーしてください。
銀河鉄道の夜(青空文庫のHPに移動します)
(6)InDesignに戻り、枠の右端(赤枠)をクリックしてカーソルがアクティブになっているのを確認してください。
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(7)ペーストすると文章が挿入されます。ただこのままでは文字数が多いため、文章が全て表示されていません。選択ツールに変更してから、「+ボタン(赤枠)」をクリックしてください。
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(8)カーソルに文章が付いてくるようになりますので、下の縦組み文字ツールの枠内でクリックしてください。続きの文章が下に入力されました。
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POINT
InDesignは、編集業務など専門職でないとあまり使用する機会はないかもしれませんが、書籍のデザインを知っておくことで、レポートの改善に気付くこともあり、一通り学んでおくことをお薦めします。
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