マーケティングに活用できる分析手法のひとつ、ABC分析についてご紹介します。
ABC分析とは
ABC分析 (エイビーシーぶんせき)とは「重点分析」とも呼ばれ、在庫管理における原材料、製品等の管理などに使われる分析手法です。
在庫を資産として考え、価値の評価(重要度)別に段階的な管理手順を適用します。品質管理におけるパレート分析に類似した手法です。
顧客のABC分析
ABC分析は、在庫や商品だけでなく、顧客を切り口とすることも可能です。
下記の例では、年間購入回数によって顧客をAクラス(プラチナ)、Bクラス(ゴールド)、Cクラス(ブロンズ以下)に分けました。分類することで現状の把握ができるだけでなく、例えば「購入単価が大きいプラチナの顧客は年間購入回数を1回増やすこと、ブロンズ以下の顧客は200名をゴールドに引き上げることをそれぞれの目標とし、これを達成することにより売上を約3千万円増加させる」といったように、顧客のランクに応じた適切な施策を検討するきっかけになります。
POINT
新たな切り口を見出すことで、新たなKPIを設定することができます。
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