Excelには数をカウントする関数がいくつかありますので、用途に応じて使い分けられるようにしておきましょう。
数をかぞえる関数
COUNTIF関数の活用法
特定の文字列の集計
顧客アンケートにフリーアンサーを設けた場合など、「検索」というワードを含む回答は何件あったか?クリック率の高いメルマガタイトルの中で「〇〇」というワードを含むタイトルがいくつあるのか?といったことを調べたい場合、どうしたら素早く簡単に調べられるでしょうか?
ここで必要なのは下記2つの作業です。
①セル内に「〇〇」という文字が含まれているかどうかを調べる
②含まれている場合、別のセルに「1」が表示されるように設定する
こうすれば、あとは「1」の入ったセルを合計すれば簡単に調べられます。
このように「セルに特定の文字が含まれている場合は1を入れる」という作業は COUNTIF関数を応用します。
データから重複をなくす
重複データがある場合、COUNTIF関数を使いそのデータが上から数えていくつあるかを判別し、2以上のデータを削除することでデータから重複をなくすことができます。
下記のように入力することで、最初のセルから指定したセル〇〇まで(ここではB7)に〇〇がいくつあるか確認できます。
=COUNTIF($B$7:B7,B7)
上記の式は、B7セルからB7セルの中にB7セルがいくつあるかという意味です。重複していないIDを「1」に指定しています。式を下へコピーしてみましょう。
2つ以上の重複しているセルは「2」や「3」と表示されます。フィルタで1だけを選択し、データの個数を確認すると「26」となります。重複のないデータは26個が正解となります。
*B7は最初のセルでコピーした際、範囲指定がずれないように絶対参照しておきましょう。
*他の方法として「=COUNTIF(B:B,B7)」などでも同様に重複数を計算できます。その場合は1つめのIDのカウントから含めるため、計算方法は注意しましょう。
POINT
範囲内の「数値」を含むセルをカウントする場合はCOUNT、範囲内の「空白以外」のセルをカウントする場合はCOUNTA、条件に応じた数を算出する場合はCOUNTIFを使います。
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