システム開発プロジェクトの成功確率は27%?!その原因と失敗を回避するリスク管理について

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システム開発のプロジェクトには巨額の予算と、多くの人材が投じられます。

発注完了したからもう安心、と油断しているとプロジェクトは失敗してしまうかもしれません。

ある実態調査によると、システム開発プロジェクトの成功率はわずか約27%という結果が出ました。
*大手から中堅・中小に至る約12,000社を対象に実施した調査で、システム開発で守るべき3条件のQCD(品質・コスト・納期)をクリアできなかったプロジェクトを失敗としています。全体のほぼ4分の3が失敗ということになります。

失敗する理由は様々です。
「チーム全員が要件を共通で理解していなかったため、好ましくない仕様で進めてしまった」
「社内の上層部から、仕様を大幅に変えなければならない指示があった」
「リリース間近までコンテンツが用意できず、検証する時間が取れなかった」

*参考サイト:https://www.cisco.com/web/JP/news/cisco_news_letter/mail/0210/special/index.html

プロジェクト成功に必要なものは?

プロジェクトを成功に導くために必要なチェックポイントは、プロジェクトの内容や規模、業種など様々な要因によって変わります。

様々なケースが考えられますが、大きく分けると以下の4種類であると考えることができます。
・事前準備
・パートナー選定
・プロジェクト全体俯瞰とコントロール
・リスク管理

リスク分析(リスク管理)

システム開発・運用していく上で、どこにリスクが存在していて、そのリスクが発生した場合、どの程度損失や影響があるのかを推測し分析することです。 リスク分析は一般的に「発生確率」と「影響度」で大小をつけ、優先順位の高いものから対処していくようにします。

優先順位の考え方

優先順位はケースにより異なりますが、一般的に B>A,D>Cと考えます。


B:影響度が高く発生確率も高いものは、最も優先度が高いリスク
C:影響度が低く発生確率も低いものは、優先度を落としてもよいリスク
A:影響度は低いが発生確率が高いものは、随時対応する手間を考えると優先度を高く考えるべきでしょう
D:発生確率は低いが影響度が高いものは、コストとのバランスを考慮して対応を検討しましょう

下記にサンプルフォーマットを配布いたしますのでご自由にお役立てください。

POINT

リスクの発生確率と影響度の度合いを考慮し、優先順位の高いものから対応しましょう。

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