60歳からのリスキリングの方法とは?定年後のシニア世代が転職を成功させる方法を解説

その他
その他

2022年流行語大賞のノミネートにより、世の中に広く知れ渡った「リスキリング」。

しかし、リスキリングは何を指しているのか?いまいち把握できていない方もいるのではないでしょうか?

本記事では、リスキリングの定義や、高齢者におすすめのリスキリング方法を説明します。高齢者に求められているスキルについても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

デジタルに強い人材育成を行っている「MENTER」では、ショートカットキーなど初心者向けのコンテンツからAIの設計など上級者向けのコンテンツまで用意されています。

1レッスン5〜10分ほどで構成されているため、隙間時間をみつけてリスキリングが可能です。気になる方はぜひチェックして見てください。

ITに強い人材を育成できるオンライン学習 MENTERはこちら

60歳以上の世代で注目されているリスキリングとは?

 60歳以上の世代で注目されているリスキリングとは?

「リスキリング」とは、企業が人材の再教育や新たな学びの機会を与えることを指します。2018年の世界経済フォーラム「ダボス会議」で提唱された後、世界各国に浸透しました。

岸田内閣の所信表明演説と、流行語大賞のノミネートしたことで、日本にも認知されるワードとなりました。

「リスキリング」とは、企業が主導となり、従業員のスキルアップや成長分野への就労移行を目的としています。

また、社会に出た後に教育機関や社会人向けの講座を受講し、自ら学び直すことについてもリスキリングとよばれています。

60歳以上の世代でリスキリングがなぜ注目されているのか?

60歳以上の世代でリスキリングがなぜ注目されているのか?

リスキリングがどういったものなのかはおわかりいただけましたか?

トレンドワードとなっているリスキリングは現在60歳以上のシニア世代に主に注目を集めています。注目されている主な理由は以下の3つが挙げられます。

  • 定年は「65歳」に延長
  • 寿命が伸びている分お金が必要
  • 60歳過ぎたら座ってできる仕事が必要

はじめに、60歳以上のシニア世代にリスキリングがなぜ注目されているのか?その理由から解説していきます。

厚生労働省が出している動画もありますので、合わせて確認するとより理解が深まるでしょう。

詳しい内容はこちらの動画をご参照ください。

定年は「65歳」に延長

2013年に高年齢者雇用安定法を改定され、定年は60歳から65歳に引き上げられました。(現在はその経過措置期間。2025年4月からは義務)

企業はそれまでに「定年の廃止」「定年の引き上げ」「継続雇用制度導入」のいずれかを実施しなければなりません。

さらに厚生労働省は「労働者の希望があれば、最長70歳まで定年延長できるようにすること」を企業の努力目標にするように求めているのもリスキリングが注目を集めている理由の1つでしょう。(高年齢者就業確保措置)

寿命が伸びている分お金が必要

グラフ/情報の参照元記事:https://www.kenko-hyogo21.jp/health_knowledge/12390/

厚生労働省が2023年7月30日に発表した令和2年簡易生命表によると、2022(令和4)年の日本人の平均寿命は、昨年より男性は-0.42歳の81.05歳、女性は-0.49歳の87.09歳となっています。

前年に引き続き、平均寿命は前年度より下回ってはいますが、それでも男女ともに80歳を超えているのが現実です。

当然その分お金が必要になるわけですが、みなさん貯金/資産形成の方はいかがでしょうか?

令和4年簡易生命表の概況|厚生労働省 

60歳過ぎたら座ってできる仕事が必要

60歳過ぎたら座ってできる仕事が必要

写真:注文取りに成功して画面に丸印が表示されると、嬉しそうに笑う西蔭さん

参考記事「80歳でパソコン・タブレットを使いこなす「葉っぱビジネス」の達人おばあちゃん「100歳まで仕事を続けたい!」」

80歳でパソコン・タブレットを使いこなす「葉っぱビジネス」の達人おばあちゃん「100歳まで仕事を続けたい!」|とらばーゆ
かっこいい先輩に学ぶ!今回は、徳島市のおばあちゃんをご紹介します。中心部から南西に約40km。四国山地の険しい山々に囲まれ、美しい棚田が広がる上勝町は、料理のいろどりに添えられる葉っぱ「つまもの」の産地として知られています。上勝町を全国的に有名にしたのは、その名も「葉っぱビジネス」という仕組み。そして葉っぱビジネスの主...

自然現象として、歳を重ねるごとに体力はどうしても低下する傾向にあると思います。

ならば座ってできる仕事、特にインターネットを用いてビジネスを行うことができたならば、まだまだ活躍することができると思いませんか?

写真で紹介している西蔭さんは「柿の葉10ケース」「南天の葉10ケース」など、葉っぱを通販で販売しています。

「歳を取ってから、パソコンやスマホの操作を覚えるのは大変だったのでは?」という質問には、「私だけでなく、上勝町で葉っぱビジネスに参加している人たちはみんな、使いこなしていますね。パソコンとスマホの2台持ち、なんて当たり前ですよ(笑)」とのこと。

メリットが大きいのはIT系のリスキリング

メリットが大きいのはIT系のリスキリング

年金もまともに受給できないでしょうし、これまでのライフランディングストーリーは既に崩壊していると感じている方はほとんどではないでしょうか?

可能な限り稼ぎ続けるチカラが必要であるように感じます。あるいは資産形成を行っておくことで安定感も増すしょう。

これまでの経験で既に金融知識・通販業界・不動産など専門性を有している事が多いと思います。

これに加えてITリテラシー、巷ではDX人材と呼ばれるようなデジタルスキル(ExcelからRPA、AIまで)を身につけることが自身の将来に直結するのではないでしょうか?

仕事を獲得する経路、知人の紹介も大切ですが、インターネット上の掲示板を通じて仕事を獲得できる場所が多数あります。(例えばVisasQさんあたりにたくさんある印象)

こういった場所で仕事を獲得するために、発注側がITリテラシーを求めているケースが多い印象です。

60歳から成功した人の3つのリスキリング方法

60歳から成功した人の3つのリスキリング方法

60歳以上の方のリスキリングがなぜ注目されているのか?その理由がわかったところで、実際にどのようにしてリスキリングを進めていけばいいのかを紹介していきましょう。

主に下記3つの方法が、60歳以上の方がトライしやすいリスキリングの方法です。

  • 職業訓練校に通う
  • オンライン学習ツールを使用する
  • 実務研修を利用する

それでは早速、詳しい内容を解説していきましょう。

職業訓練校に通う

多様なスキル獲得の機会を提供している公共の職業訓練校に通えば、多様なスキルを獲得できます。

なぜなら職業訓練校は、専門的なスキルを身につけられる講習や、キャリアチェンジをサポートするためのものまで幅広い講座が用意されているからです。

学校に通うとなれば、費用面が心配に感じる方もいるかもしれません。しかし、職業訓練校の講座は、一部のプログラムは無料や低コストで提供されています。

そのため、シニア世代でも利用しやすいのが特徴です。同じようにシニア世代から年齢が若い世代も通っているため、新鮮味を感じながら通うことができます。

オンライン学習ツールを利用する

シニア世代におすすめのリスキリングにオンライン学習ツールを利用した方法があります。

なぜなら、オンライン学習ツールを使用すれば、自宅で自分のペースで学ぶことができるからです。

職業訓練校とは違い、学校に通う手間がないのがオンライン学習ツールを利用したリスキリングをする大きなメリットです。

体調がすぐれないときや、気分が乗らない時に自分のペースで休めるのはシニア世代にとって嬉しいポイントではないでしょうか。

反対に自分の意思で進めないといけないところが、継続モチベーションの維持が難しくなるため、デメリットになる場合もあります。

しかし、自分の興味やニーズに合わせて講座を選べば楽しくリスキリングが進められるでしょう。

オンライン学習ツールには、多くの専門的なコースが提供されているツールも多数あり、豊富なカリキュラムが用意されているため、何歳からでも気軽に始められます。

実務研修を利用する

「実務をこなしながら、新たな学習をしたい!」と思われるシニア世代には、実務研修を利用したリスキリングがおすすめです。

主に、企業のインターンシップや新たな職場でのトレーニングを行います。長年の職場経験があるシニア世代の方には、これまで培った知識や経験を活かせる環境が整っているのが魅力だといえるでしょう。

実務をこなしながら同時に、新たな環境での学習を早められることから、人気を集めているリスキリング方法です。

60歳以上のシニア世代のリスキリングに対する意識とは?

60歳以上のシニア世代のリスキリングに対する意識とは?

シニア世代の方が挑戦しやすいリスキリング方法を紹介しましたが、実際に60歳以上の方は、リスキリングに対してどのような意識を持っているのでしょうか?

下記2つの世代にわけて、それぞれの世代がリスキリングに対してどのように感じているのかについてエン・ジャパンが調査したアンケートを元に次の見出しで紹介していきます。

  • 50代から60代の高齢者
  • 65歳から75歳くらいの高齢者

50代から60代の高齢者のリスキリングに対する意識

50代から60代といえば、現役でまだ活躍している方が多数いる世代でもあります。

50代から60代の世代はミドルシニア層とよばれていて、その中でリスキリングに取り組んでいる人の割合は31%といわれています。

82%以上のミドルシニア世代の方はリスキリングを始めた理由として「仕事上必要に感じた」といい、ほとんどの方が自発的に進めているそうです。

しかし、実際にリスキリングに取り組んだ方も、まだトライできていない方も口をそろえていうのが「学習時間を確保するのが難しい」ということです。

現役で勤務している方がほとんどなので、勤務時間以外で、学習を進める時間を確保するのは簡単ではないでしょう。

65歳から75歳くらいの高齢者のリスキリングに対する意識

65歳から75歳のシニア世代は、新たに学習するよりも「自分の培った能力を生かせる職につきたい」と考える高齢者が多い傾向にあります。

定年を迎えてこれから自分の好きなことを楽しみたいと思っているタイミングで、新しい知識をつけていくのは、困難に感じる人も多数存在するようです。

実際に企業が求める高齢者の役割としても、技術や知識の継承をする仕事が多いので、需要と供給も合っています。

60代以上のシニア世代が転職で求められている5つのスキル

60代以上のシニア世代が転職で求められている5つのスキル

それぞれのシニア世代で、リスキリングに対してどういった意識を持っているのかを紹介しました。

リスキリングを検討しているシニア世代が気になっているのは、どういったスキルを獲得すればいいのか?ということではないでしょうか。

一般的にシニア世代の転職で求められているスキルとして、以下の5つが挙げられます。

  • 現代の職場では幅広く求められているデジタルスキル
  • どの職業でも必要とされるコミュニケーションスキル
  • リーダーシップを担えるプロジェクトスキル
  • エンジニア職で活かせるプログラミングスキル
  • 文系職を希望する方におすすめのライティングスキル

ここからは、ミドルシニアの方をメインに、転職市場で求められている上記5つのスキルについて解説します。

現代の職場では幅広く求められているデジタルスキル

エクセルやワードを使った文書作成・データ分析・さらにはプログラミングといったデジタルスキルを獲得すれば、幅広い職場で活かせます

また、デジタルスキルやITスキルは、年齢を問わず習得できることが魅力の1つです。

習得すれば年齢によるハンディキャップを補えるため、これまでIT関係を避けていた方でも転職のチャンスを掴めます。

現在において、ツールの発達が進み、習得難易度が下がってきているのも挑戦しやすい理由の1つでしょう。

どの職業でも必要とされるコミュニケーションスキル

どんな職業でも必ず必要とされるスキルはコミュニケーションスキルです。

人と人との関係を築いて勤務しているシニア世代の方にとって、コミュニケーションスキルを磨くことに対してメリットがあまり感じられないかもしれません。

しかし、コミュニケーションスキルは相手を理解し、自分の意見を効果的に伝える能力です。

同じ世代の人との交流だけでなく、若い世代の気持ちを理解することや、若い世代に自分の意思を伝える能力が必要となります。

シニア世代は長年の人間関係の経験を活かし、コミュニケーションスキルを磨くことが重要です。

リーダーシップを担えるプロジェクトスキル

プロジェクト管理スキルを習得できれば、ほとんどの業種で活かせます

なぜなら、新たな職場での信頼を獲得し、職場の適応を早めるためにも役立つからです。

計画立案・時間管理・リソースの最適化・チームワークなどのスキルを磨けば、新しい職場でもプロジェクトのリーダーを担えるようになりますよ。

エンジニア職で活かせるプログラミングスキル

エンジニア職で活かせるプログラミングスキル

リスキリングに挑戦しようと思った時に、エンジニア職やWEBデザイナー業をイメージされる方も多いのではないでしょうか。

エンジニア職やデザイナー業に就くためには、プログラミングスキルを磨く必要があります。

ただプログラミングスキルは、若い世代で挑戦している方も多いため、簡単な道のりではなく相当な覚悟が必要だと思われます。

「それえでも、新しいことに挑戦したい!」と思われる方は、短期集中型のエンジニアスクールでプログラミングスキルを磨くのがおすすめです。

文系職を希望する方におすすめのライティングスキル

ライティングスキルも転職市場で求められているスキルだといえます。

なぜなら、営業職・広報・企画/マーケティング・人事など重要な職種でライティングスキルが重要となってくるからです。

実は世の仕事は文系職向けのものも十分に多く重要な職種として発展していくといえるでしょう。

以下の記事では、文系人材向けのおすすめ副業を紹介していますので、気になる方はぜひ合わせてご覧ください。

60歳からのリスキリングに関するよくある質問

60歳からのリスキリングに関するよくある質問

最後に、60歳からのリスキリングについてよくある質問をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

60歳からの転職は現実的に難しいのでしょうか?

これまで60歳からのリスキリングについて紹介してきましたが、正社員で復職を果たすのは、正直いって難しい現実があるでしょう。

うまくいかない現実に気持ちが落ち込むこともあるかもしれません。しかし、重要なのは悩む時間をつくらないことです。

転職活動と並行しながら、リスキリングを進めていくことが次につなげるステップだと考えられます。

リスキリングを始めるのに最適な年齢はあるのでしょうか?

リスキリングは、50代から60代のミドルシニア世代が中心になっています。

なぜなら、年齢が若いと現役で勤務していることが多く、新しいスキルを身につけるための学習時間を確保することが難しくなってしまうからです。

リスキリングを始めるなら、早ければ早い方がいいとされていますが、時間の確保が難しく、途中で離脱をしてしまう人が多いのも現実です。

50代のリスキリングは何を学ぶべきでしょうか?

今回の記事で紹介したように、デジタルスキルを身につけることがおすすめです。

また、スムーズに再就職を成功させるためにはコミュニケーションスキルを磨き、ITリテラシーと合わせて「若者の当たり前」を学ぶべきだといえるでしょう。

なぜなら、AIやネットの普及により時代の変化が激しく20代の若者が当たり前のように獲得しているスキルが時代のトレンドになっているからです。

20代が吸収しているスキルを取得することが、長期的に見たキャリアの中でも重要だといえるでしょう。

60歳からのリスキリングまとめ

60歳以上のリスキリングは、寿命が伸び、定年は65歳に延長されたことで注目を集めています。

リスキリングを進めることは、自分自身の価値を高めることができるだけでなく、経済力を安定させるための手段でもあるのです。

シニア世代がリスキリングを進めるなら「MENTER」がおすすめです。MENTERは動画で難しい内容を配信しているのではなく、マンガで勉強感なくリスキリングができるのが特徴です。

隙間時間を利用して学習を進めることができるので、リスキリングの難しさでもある「勉強時間の確保」もしやすくなります。

お問い合わせは無料で受け付けていますので、リスキリングについて詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ITに強い人材を育成できるオンライン学習 MENTERはこちら

menter_logo

[法人向け]
文系DX人材育成なら『MENTER』

「うちの会社はITリテラシーが低い...」
「DXを行うには人材育成から始めなくては...」
「自動化やAI理解できる社員が増えたらな...」

デジタルに強い人材育成を行うオンライン学習サービス『MENTER』が、そんなお悩みを解決します!

・マンガで楽しくインターネットについて学習
・ショートカットキーからAIの設計まで
・大手企業の導入事例/成功事例あり
・DX人材育成について相談/事例集請求/無料トライアル/ITリテラシー無料診断可能

MENTER紹介ページを‍見る
お問い合わせは ‍こちら

ITスキルアップ相談室

コメント

タイトルとURLをコピーしました