動画制作において、フォントは重要な要素です。適切な位置に配置しメッセージを伝えたりストーリーテリングに大きく影響します。今回の記事では、フォントサイズ、位置などについて解説いたします。
フォントサイズ
フォントサイズは、視認性と重要度を考慮して決めましょう。「タイトル」や「サブタイトル」は大きなサイズで目立つように設定し、字幕や説明文は小さめのサイズで文章が読みやすくなるようにしましょう。ここで注意することは、あまりにも小さいサイズにすると視聴者が読みにくくなる可能性もあるため、適切なバランスを見つけましょう。
フォントを入れる位置の目安
フォントを配置する際には、画面内のバランスと視線の誘導を考慮しましょう。一般的なルールとして、タイトルやサブタイトルは画面上部や中央に配置することが多いです。一方、字幕や説明文は映像の対象物に近い位置に配置すると視線が自然に誘導されます。画角の位置を考慮しながら、テキストを配置しましょう。
上記の画像はAdobeのPremiere Proのセーフマージン機能です。タイトルやテロップを追加する際の位置の目安になります。画面の外側の「アクションセーフ」内に伝えたい映像を配置します。これより外側のになると、表示させる機器により映し出されなくなってしまうことがあります。
内側の「タイトルセーフ」には文字情報などを配置します。
基本的には、アクションセーフ内に取り込むことを意識しましょう。
フォントによる印象
フォントの選択は、動画の印象や雰囲気を大きく左右します。セリフ体や書体、モダンなフォントなど、それぞれのフォントには特徴があります。タイトルには力強く印象的なフォントを選ぶことで、視聴者の注目を引き付けることができます。一方、字幕や説明文には読みやすさを重視したシンプルなフォントが適しています。
ここで、フォントスタイルを選択する際の注意点は、1つの映像作品の中に、様々な種類のフォントを使用してしまうと映像自体がチープな印象になってしまうことがあります。その為、選択をする際は、タイトル・サブタイトルのスタイルは同じも、字幕などは他のスタイルに統一するといった方が映像の印象を変えること無く表示することができます。
フォントのカラーの重要性
フォントのカラーも動画編集において重要な要素です。カラーは背景とのコントラストや視認性を考慮して選ぶ必要があります。明るい背景には暗いカラー、暗い背景には明るいカラーのテキストを選ぶことで視認性を高めることができます。また、テキストのカラーはブランディングやメッセージに合わせて選ぶことも重要です。ブランドカラーやテーマカラーを活用し、一貫性を持ったデザインを作りましょう。
ここでのポイントは、「背景色が明るいが、どうしても白いテロップを使いたい」といったことがあるかと思います。その場合に、テロップ自体に背景を追加、もしくは枠線を追加するなどの方法で、視認性を崩す事なく表示させることができます。
POINT
フォントのサイズ、位置、大きさ、そしてカラーの選択に注意しましょう。適切なテキストデザインは視聴者の注意を引き付け、効果的にメッセージを伝えることが期待できます。
様々なフォントを使用して、映像のイメージあったフォントを探してみましょう!
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