ITにおいて「データベース」をよく耳にしますがそもそもデータベースとは何を指すのか?
今回はデータベースの概要と関連する用語をご紹介します。
*以降DataBaseをDBと略称します。
データベース(DB)とは
データベース(database / DB)とは検索や蓄積が容易にできるよう整理された情報の集まりのことです。 噛み砕いて言うと「WEB上のエクセル」とも言えます。
データベースには8つの特徴があります。Excelとは異なる点です。
1.正確性(正確である)
2.整合性(整合性がとれている)
3.スピード(スピーディーに引き出せる)
4.一元化(一元的に管理されている)
5.共有(多くの人間で共有できる)
6.セキュリティ(不正に使われないように守られている)
7.容易性(簡単に取り扱え、加工ができる)
8.可用性(必要な時にいつでも取り出せる)
データベースには上記8つの特徴を満たすため、作成する際にあらかじめルールが定義されています。
例)日付形式、文字列の長さ、空欄の可否…など
会員登録などで「氏名カナ」を半角で入れるべきところ全角で入力するとエラーとなるのは、データベースの定義で「氏名カナ」の項目は「半角」のみに設定されているため起こるエラーです。
データベース用語
以下はデータベースの顧客テーブル定義書のサンプルです。
データベースはWEB上のエクセルブックのようなものです。テーブルとは、エクセルでいう「シート」のようなもので、データベースは顧客テーブル、商品テーブルといったデータの種類やプログラムの利便性を考慮した複数のテーブルで形成されます。
カラム:エクセルでいう列です。データベースではカラムごとに、データ型やデータの長さ、必須項目かどうかなどを定義します。
論理名:人にわかりやすく付けた名前です。
物理名:コンピューターが判断するための名前です。
型(データ型):入力する際のデータ型が整数(数字)なのか、文字なのかなどを規定します。
長さ:入力するデータの長さ(文字数)を規定します。
小数:小数点以下が入る場合に設定します。
PrimaryKey:主キーとも呼ばれ、テーブルの中で重複しない番号です。1テーブルにつき1カラムしか設定できません。
NotNull:必須項目、入力がないとエラーとなります。
UNIQUE:ユニークキー、既にデータベース上に存在する内容を入れようとすとエラーとなります。
ForeignKey:外部キーとも呼ばれ、選択項目に設定します。
AutoIncrement:既にデータベース上に存在する最大値の次の値を自動発番します。PrimaryKeyとセットで設定され、1テーブルにつき1カラムしか設定できません。
初期値:予め初期値を設定する場合に指定します
POINT
データベースを作成する際には必ずテーブル定義書を作成します。定義書の記載通りのデータ以外を入力しようとするとエラーになりますので注意しましょう。
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