皆さん、普段生活をしていると「炎上」という言葉を耳にする機会があると思います。
今回は、SNS投稿で「炎上」しないために知っておくべきことや注意することについて説明します。
SNSで注意すること
例えば「バーバリー風のカーディガンを入荷しました」など、良く話したりする文章ですが「バーバリー」の記載は商標権の侵害に当たるため許可なく記載してはいけません。
SNSで情報を発信する際に様々なことに注意する必要があります。
SNSで情報を発信する際の注意点
項目 | 詳細 |
---|---|
個人情報保護法とプライバシーの権利 | 顧客の個人情報を扱う場合、プライバシーや個人情報に当てはまる項目を再認識する必要があります。 |
機密事項や 知的財産権の保護 | 口外してはいけない企業情報を記します。社外秘の業績等の情報や創作物や技術・名称などの価値や権利を保証するものが対象です。 |
著作権違反の回避 | 著作権のある著作物を著作権者の許諾を得ないで無断で利用すれば、著作権侵害となります。画像や文章を無断で転載することや許可なく加工を施すことも違反にあたります。 |
商標権違反の回避 | 商標登録されている商品やサービス、名称、ロゴ等を使用する際には必ず許可が必要です。文章内はもちろん、画像に移り込んでいる場合も含まれます。 |
誹謗中傷の禁止 | 誹謗中傷の認識は個人によって異なる場合があります。何が誹謗中傷に当たるのか認識を統一する必要があります。 |
透明性の保障 | やらせ、ステマ等の行為を示します。SNSで従業員が顧客になりすまし、口コミやレビューをすることもこの行為に当たります。 |
傾聴の態度 | SNSを通じて情報発信をするだけでなく、情報交換したり、ユーザの言葉の声を取り入れサービスや品質向上につながることが重要です。 |
インターネット上の特性の理解 | 一度SNSに流出した情報は不特定多数の人に広がる可能性があります。投稿を削除しても拡散を止めることができない場合もあるため、発信には細心の注意が必要です。 |
SNSを使用する上でのルールは多岐に渡ります。企業では従業員がソーシャルメディアを使うときに守るべき社内規程を定めます。これを「ソーシャルメディアポリシー」と呼びます。
ソーシャルメディアポリシーを遵守する目的は「炎上を未然に防ぐ」「投稿に一定の質を保つ」「ユーザとのトラブルを未然に防ぐ」といったことが上げられます。
【出典】レピュ研 ソーシャルメディアポリシー作りに必要な10項目と事例11選
https://repyuken.com/taisaku/3634
CRIC公益社団法人著作権情報センター
http://www.cric.or.jp/index.html
この他にも企業独自の規定を示してSNSを運営しています。SNSで情報を発信する際には第三者の校正チェックを行い、心配な場合は上司や法務などに問い合わせましょう。
POINT
社内で共通の規定を定めることでSNSでの炎上を未然に防ぐことができます。
特に公式アカウントを利用する際は企業としての責任を意識して投稿する必要があります。些細なことでも大きな問題に発展する恐れがあることを認識しましょう。
またSNSでの情報発信は簡単に訂正が出来ないものとして、内容には十分気を付けましょう。
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