アンケートデータをChatGPTに投入し、カテゴリ分類・傾向分析を行う完全ガイド
1 概要とワークフロー
📋 このマニュアルについて
このマニュアルは、社内アンケート結果をChatGPTを使用して自動分析する方法を、誰でも実行できるよう詳細に説明したものです。 ログインなしのGuest機能を使用し、効率的にカテゴリ分類と傾向分析を行う手順を学べます。
図1: アンケート分析の全体ワークフロー
所要時間:約15-30分
対応形:CSV, Excel
対象:主に人事部での活用を想定
2 事前準備
Step 2.1: データの確認と整理
- アンケートデータがCSVまたはExcel形式であることを確認
- ファイルサイズが25MB以下であることを確認
- 列名が日本語で明確に記載されていることを確認
- 個人情報が含まれていないことを確認
Step 2.2: サンプルデータ構造の確認
| 列名 | データ型 | 例 |
|---|---|---|
| 従業員ID | 文字列 | EMP001 |
| 部署 | 文字列 | 営業部 |
| 満足度 | 数値/文字列 | 4 または “満足” |
| 自由記述 | 文字列 | 改善提案や意見 |
サンプルデータはこちら
*注意 意図的に欠損行(空欄)を残して作成しております。これは本来適したデータではありません。
空欄には【無回答】など何かしらデータを入力しておくことを推奨いたします。
注意事項
- 個人を特定できる情報(氏名、メールアドレス等)は事前に削除してください
- ファイルサイズが25MBを超える場合は、データを分割するか不要な列を削除してください
- 文字化けを防ぐため、UTF-8エンコードで保存することを推奨します
3 ChatGPTアクセス
Step 3.1: ChatGPTサイトへアクセス
ブラウザで https://chatgpt.com にアクセス
*本プロジェクトは無料版でもある程度実行できますが、往復数が多くなると制限がかかることが予想されます。そのため有償版の利用を推奨いたします。
4 データアップロード
Step 4.1: ファイルアップロード
- 「ファイルを選択」または「ファイルをドラッグ&ドロップ」でCSVファイルを選択
- ファイルがアップロードされることを確認
- ファイル名が表示されることを確認
Step 4.2: データ確認プロンプト入力
📝 使用プロンプト例

このCSVファイルは社内アンケートの結果データです。
まず、データの構造と内容を確認して、以下の情報を教えてください:
1. 全体の回答数
2. 含まれている列(項目)の一覧
3. データの形式と品質
4. 分析に適した状態かどうかの判定
📋 期待される応答例
このCSVファイルを確認しました。以下が分析結果です:
1. 全体の回答数: 95件
2. 含まれている列: 従業員ID、部署、勤続年数、職位、満足度、改善提案、働き方に関する意見、職場環境評価、その他のコメント
3. データ品質: 良好(欠損値は一部の自由記述項目のみ)
4. 分析適性: カテゴリ分析・傾向分析に適している
5 カテゴリ分析実行
Step 5.1: 自由記述のカテゴリ分類
📝 カテゴリ分析プロンプト
自由記述項目(改善提案、働き方に関する意見、その他のコメント)について、
以下の手順でカテゴリ分析を実行してください:
1. 各回答内容を類似テーマごとにグループ化
2. 主要なカテゴリを5-10個程度に分類
3. 各カテゴリの件数と割合を計算
4. 代表的な意見をカテゴリごとに抜粋
5. 結果を表形式で整理
*注意 生成AIの特性として、計算を正確に行うことを苦手としています。そのため、おおよその概況把握を目的として活用ください。
Step 5.2: 数値データのカテゴリ分析
📝 数値分析プロンプト
満足度と職場環境評価について、以下の分析を実行してください:
1. 部署別の平均満足度を計算
2. 職位別の満足度分布を分析
3. 勤続年数と満足度の関係を調査
4. 満足度の高い・低いグループの特徴を抽出
5. 結果をグラフで可視化できる形式で提供
6 傾向分析実行
Step 6.1: 総合的な傾向分析
アンケート結果全体から以下の傾向を分析してください:
1. 全体的な満足度の傾向と特徴
2. 部署・職位・勤続年数による満足度の違いとその要因
3. 改善要望の優先順位と実現可能性
4. ポジティブな意見とネガティブな意見の比率
5. 組織として注力すべき改善領域の提案
6. 将来的なリスクや機会の予測
Step 6.2: 詳細な洞察抽出
分析結果をもとに、経営層向けの洞察を抽出してください:
1. 主要な発見事項(Key Findings)
2. 緊急度の高い課題と対策案
3. 従業員エンゲージメント向上のための提案
4. 部署別・職位別の個別課題と対策
5. 成功している取り組みの横展開可能性
6. 次回アンケート時の改善点や追加質問項目の提案
7 結果整理と活用
Step 7.1: 分析結果の整理
これまでの分析結果を以下の形式で整理してください:
1. エグゼクティブサマリー(1ページ)
2. 詳細分析結果(グラフ・表付き)
3. 改善提案リスト(優先度付き)
4. アクションプラン(担当部署・期限付き)
5. 付録(生データ統計、追加分析)
各セクションはWordやExcelにコピペできる形式で提供してください。
Step 7.2: 活用方法の提案
経営層向け
- エグゼクティブサマリーの共有
- 戦略会議での活用
- 年次計画への反映
人事部門向け
- 制度改善の検討材料
- 部署別フォローアップ
- 次回アンケート設計
現場管理職向け
- チーム運営の改善
- 個別面談での活用
- 職場環境改善計画
全従業員向け
- 結果の共有・透明性確保
- 改善取り組みの説明
- 継続的な対話の促進
8 トラブルシューティング
よくある問題と解決方法
Q1: ファイルサイズが25MBを超える場合
解決方法: データを複数のファイルに分割するか、不要な列を削除してください。 または、サンプリングしてデータ量を減らすことも有効です。
Q2: 文字化けが発生する場合
解決方法: CSVファイルをUTF-8エンコードで保存し直してください。 Excelの場合は「CSV UTF-8」形式で保存することを推奨します。
Q3: ChatGPTの応答が期待と異なる場合
解決方法: より具体的なプロンプトを使用するか、分析の観点を明確に指定してください。 また、「前回の分析をもとに…」と続けて追加の質問をすることも有効です。
Q4: ファイルがアップロードできない場合
解決方法: ブラウザを更新するか、別のブラウザを試してください。 ファイル形式がサポートされているか(CSV, Excel等)も確認してください。
分析の精度を向上させるコツ
- プロンプトには分析の目的と期待する出力形式を明確に記載する
- 一度に複雑な分析を求めず、段階的にアプローチする
- 結果に疑問がある場合は、別の角度から分析を依頼する
- 数値結果については必ず検算を依頼する
- 分析結果を他の手法でも検証することを推奨


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