今回は、百貨店で有名な髙島屋の労働組合である髙島屋労働組合の中央執行委員長 西嶋様と
中央スタッフ 土井様、福井樣にご協力いただき、MENTERの導入背景や今後のお取り組みについて
お伺いいたしました。
髙島屋労働組合さんってどんな組織?
MENTER:労働組合とはどのような組織ですか?
西嶋様:労働組合自体が一般にはあまり知られていないですが、現在日本で労働組合がある企業は全体の20%以下です。私たち髙島屋労働組合(愛称:TARO)は、組合員の雇用を守ったり、労働条件を高めることがメインの役割です。
例えば、給与を上げたり、働く環境(社員食堂のメニューなども含め)を良くするために年間2回ほど会社へ交渉する活動などを行っております。
その他にも、社内・社外に関わらず活躍できる人材になるための組合員教育やSDGsなどの社会貢献の活動も行っています。
MENTER:組合員の方は何名位いらっしゃいますか?
西嶋様:現在、7,300名ほどが加入しています。髙島屋に所属している全従業員の約8割の人が加入していることになります。
MENTER:かなり多くの方が加入しているんですね。続いて、中央執行委員長の西嶋様について教えていただけますか?
西嶋様:はい、私は1998年に髙島屋京都店に入社しました。そして、3年目に労働組合の執行委員にならないか?と声をかけられ23年ほど携わっています。はじめは百貨店の仕事をしながら労働組合の活動も2011年まで並行していましたが、その後は専従として労働組合の執行委員をしております。
新型コロナウイルスをきっかけに変化があったことは?
MENTER:続いて、新型コロナウイルスをきっかけに変化があったことについてお聞かせください。
西嶋様:組合員と直接会って話をするという活動が原点でしたが、それができなくなってしまいました。労働組合では中央組織の下に13の支部が存在していますが、対面で集まれなくなってしまった
ためオンラインで打ち合わせをする機会が増えました。その他にもコロナをきっかけにペーパーレス化やGoogleフォームを使ったアンケート、LINEでのコミュニケーションなどもともと取り組みたいと思っていたことへの取り組みが一気に進みました。HPも昨年リニューアルをしました。
MENTER:コロナ禍で一気にデジタル化が進んだんですね。
最近、リモートワークやアフターコロナなどで困っていることはありますか?
西嶋様:そうですね、我々は労働組合の専従なので残業などの概念はないのですが、働き方を見直そうという観点から日々の就労管理の方法を何か取り入れたいとは考えています。まだ、具体的に決定しているものはないのですが...
MENTER:たしかに、何かしら労働時間を可視化できるツールなどがあるといいですね。
MENTER導入を決めた理由は?
MENTER:続いて、MENTERを知っていただいたきっかけを教えていただけますか?
土井様:こちらは私と福井からお話させていただきます。
もともと、執行委員全員のデジタルリテラシーを向上させていきたいと考えていて資格試験などを
探していましたがそこまでのレベルに達していない、PCやスマホを活用できていない方も
おりましたので、ファーストステップとしてデジタルに興味をもってもらうということを第一に考えていたときにMENTERを見つけました。マンガ動画や文字量もあまり多くなさそうでしたので、これならできそう。と思い問い合わせしました。
MENTER:ありがとうございます。当社の製品のことはどちらで見つけていただきましたか?
土井様:Web検索で「デジタルスキル」「学習」などと検索してMENTERにたどり着きました。
MENTER:こういったサービスはどのくらい前から探されてましたか?
土井様:4月・5月頃にデジタルスキル向上に向けた組合内の教育をしたいという話がありその辺りから探していました。
MENTER:他社サービスも比較されましたか?
土井様:マナビDXやGoogleが提供している無料の学習サービスなども見ていました。
しかし、いずれも「◯◯スキルを身に付けたい。」というのが明確な人が選んで学習する
ことに最適化されたタイプでしたので、今回の検討からは外しました。
MENTER:当社の製品に決めた理由をいくつか教えていただけますか?
土井様:まずは、分かりやすいという部分ですね。見た目もそうですし、内容が順序立ててあるので
デジタルが苦手な方でも取り組みやすいと思いました。あとは、誰がどれくらい学習しているか
進捗確認ができる点も決め手になりました。
MENTER:嬉しいお言葉ありがとうございます。意思決定のプロセスはどのように進みましたか? また意思決定するまでに大変だったことはありましたか?
福井様:内容を見て西嶋委員長に相談し「良いのでは?」となり、中央執行委員会の会議に出し決定
しました。
西嶋樣:予算の拠出元は組合費なので、何かを決める時は全て中央執行委員会で決定します。
MENTERを導入する際の会議ではかなり細かい質問が土井さんや福井さんにあったので大変だったと思います。
福井様:そうですね、私自身もデジタルスキルがある方ではないので、どのサービスを選べば良いのか検討するのは大変でした。
MENTER:導入いただくまで色々とご苦労もあったのですね、ありがとうございます。それでは、今後の高島屋労働組合樣の展望についてお聞かせいただけますか?
今後の展望についてお聞かせください。
西嶋樣:当社は、この間コロナ禍で「守る」ことに重きを置かざるを得ませんでしたが、百貨店の再生に向けて組合の立場からも「攻め」の姿勢で取り組んでいきたいと思います。具体的には、組合員が自らの労働の価値を高める=企業内のみならず社会でも通用する人を育てることを組合の立場からも取り組んでいきます。
今回のMENTERの活用などデジタルリテラシー向上への取り組みをはじめ、リスキリング・リカレントによる人の力の向上に繋げていきたいと思います。
MENTER:ありがとうございます。最後にMENTER導入を検討されている企業様へ一言お願いいたします。
土井様:MENTERはデジタルスキル、IT、DXに興味がない方でも取りかかりやすいデザイン、内容なので初学者にも向いていると思います。順序立てて学べるので、徐々にステップアップできるのでおすすめです。
MENTER:嬉しいお言葉ありがとうございます。今後も皆様のスキルアップのお役にたてれば幸い
です。西嶋樣、土井様、福井様ありがとうございました。