今回は「働く人の安心とやりがいを支え、人生100年時代に"ひとと企業の最良の出会い"を実現する」をミッションに掲げ、人材事業を展開しているみずほビジネスパートナー株式会社の絹川社長のインタビューです。自らリモートワークやオンライン会議を推進、ITを用いた新たな働き方を主導している社長が考える、IT/デジタルのリスキリングの重要性について語ってくださいました。
新しい働き方に挑戦するみずほグループの人材ビジネス会社
MENTER : 御社の事業について、教えてください。
絹川様 : みずほ銀行などみずほグループ各社の人事事務に加え、みずほのお取引先企業向けに、人材紹介をはじめとした人材関連サービスの提供を行っております。
MENTER : どのような社風ですか?
絹川様 : とても真面目で穏やかな社員が多く、まわりと連携し協力しながら質の高い仕事を進めることができる人材が集まっていると感じています。
銀行の支店長・副支店長など、お客さま向けビジネスの経験が豊富な社員も揃っています。今後は、デジタルを通じてその能力を発揮できる体制を整えることが重要と考えています。
MENTER : 金融業界の知識の薄い弊社にもとてもわかりやすく丁寧に対応してくださり、勉強になりました。ITやデジタルを用いた働き方には御社も力を入れていらっしゃるのですね。
絹川様 : そうですね、私自身も週2回くらいはリモートワークを実施しており、自宅のPCを会社に接続して働いています。
MENTER : 金融業界のリモートワークはなかなか難しいのではないかと思っていました。
絹川様 : 銀行・証券会社の営業店はリモートワークに馴染まない業務も多いですが、本部はリモート中心の働き方を実践している部署もあります。みずほビジネスパートナーではコロナをきっかけに環境を整え、今では常時25%程度のリモート率になっています。
MENTER : 絹川様着任後、IT化の整備をはじめられたのでしょうか?
絹川様 : 前任の社長時代からさまざまなIT化は進めていました。以前は「紙とペン」を用いた昭和的な働き方だったようです(笑)。ここ数年でデジタルを用いた働き方が進んだ理由には、IT化で先行していた前職のみずほ証券時代の経験もあり私自身が前向きだったという点や、コロナにより整備が加速した点があると思いますね。
MENTER : IT化を進めていく上で困難だった点はございましたか?
絹川様 : 丁寧に調整しながら仕事を進めるカルチャーなので、最初は戸惑う社員もいました。今ではオンラインミーティング中にチャットが飛び交い、皆が発言して会議を進めています。
また弊社には田舎に高齢のご両親がいる社員も多いため、地方を拠点に働きたいというニーズも今後高まると考えています。将来的には全国どこにいても大手町と同じように働ける体制を実現したい、そのためにはインフラの整備と基礎的なITリテラシーやスキルの底上げは必須だと感じていますね。
MENTER : 新しい働き方の実現に向けて、代表者の絹川様ご自身が率先して取り組まれていることに、非常に感銘を受けました。
絹川様 : 役職ごとにやるべきことは異なりますが、多くの企業で社内の立場は今後よりフラットになっていくのではないかと感じています。そんな中、会社が目指す姿を社内に浸透させていくためには、まず社長である私自身が取り組むことが重要と考えています。
社内では日常的にビデオ会議/チャット機能を活用。地域を越えて適材適所
MENTER : コロナ渦前後で大きく変わったことはありますか?
絹川様 : 本当に大きく変わりましたね。仕事の効率化やIT化を進めていくという点では、コロナは大きなきっかけになりました。
一時は出張が全くなくなり、面談やミーティングなどは有無を言わさずオンラインになりました。もちろん対面で話す重要性も再確認しましたが、オンラインでできることはオンラインで行う習慣ができて合理的に働けるようになったと感じています。
また、事務作業を効率化するためのRPA導入やExcelマクロの作成なども加速しました。詳しいメンバーが希望者向けの勉強会を開いたり、汎用ツールを展開したりすることで、デジタルを活用した効率化に多くの社員が積極的に取り組んでくれるようになっています。
会社全体では日常的にチャット等を活用、わからない部分の相談や情報共有を気軽に行うようになり、特に大手町の本社と関西支社・名古屋支社との連携がとりやすくなりましたね。
MENTER : 本社、支社関係なく人材配置が進んでいらっしゃるとお聞きしました。
絹川様 : そうですね、関西支社にいるリーダーが本社のメンバーを率いてプロジェクトを推進するといったことも普通になり、地域関係なく適材適所に人材配置ができるようになりました。
チャットと漫画で見せる優れたインターフェース。これなら全社員取り組める
MENTER : MENTERの導入を決めていただいた経緯を教えて下さい。
絹川様 : IT化を進めていく中で、専門的な仕事の能力は高いけれど、ITに苦手意識がある社員が多いと感じました。私も含め気軽にITを学べる環境はないかと探していたところ、縁あってMENTERに出会いました。
MENTER : どういった点に魅力を感じていただけたのでしょうか?
絹川様 : 触れてみた第一印象がとても良かったです。とにかく楽しい!!クイズ形式でサクサク進み、絵柄も可愛い。これならシニア世代の社員も全員が負担なく進められるのではと感じました。
またPCだけでなくスマホで学習が進むのも良いですね。通勤時間やすき間時間で学ぶなど、日常にも取り入れやすいのではと感じています。
MENTER : ありがとうございます!MENTERは気軽に取り組め、わかりやすく学べることを目指していますので、大変嬉しいお言葉です。
全社のITリテラシーの底上げし、ビジネス展開をスピードアップ
MENTER : 絹川様が考える今後のIT関連課題をお聞かせください。
絹川様 : 弊社にはシステム企画部があるのですが、なにかIT関連でわからないことがあると小さなことでもシステム企画に問い合わせる、というようなことが普通にあります。またITが絡むプロジェクトはシステム企画部に頼ることが前提で話が進みます。ITはITの専門の人がやるものであって自分の仕事じゃないとみんな思っているんですよね。でも、今って、ほとんどのことがデジタルベースで行われますから、業務に絡むITは自分の仕事そのもの、システム企画部に丸投げしている人は淘汰されていってしまいます。
MENTER : 今後はITを用いないプロジェクトの方が少なくなっていきますから、深刻な課題ですね。MENTERにご期待いただいている点としては、やはり全社的なITスキルの底上げ、ということでしょうか?
絹川様 : そうですね、ITリテラシーを底上げすることにより、ビジネス展開を加速していきたいですね。
私たちのミッション「人と企業に最良の出会いを」を実現するためには、人と企業、双方との丁寧なコミュニケーションが重要です。ヒューマンタッチなコミュニケーションのための時間をつくり出すためには、人がやらなくてもいいことはデジタルで徹底的に効率化を図る必要があるのです。
ITに苦手意識ある企業様にこそ、MENTERさんをオススメします
MENTER : MENTERの導入を検討されている企業様へ、一言お願いいたします。
絹川様 : MENTERはITに苦手意識がある私でも取り組め、楽しみながら知識が身につくサービスです。IT化・デジタル化に苦労されている方や企業様にこそ、ぜひおすすめします。
MENTER : 嬉しいお言葉ありがとうございます。今後も皆様のスキルアップやDXのお役にたてれば幸いです。ありがとうございました。