今回は、「人のチカラで世界を便利に」をビジョンに掲げ、クラウドワーカーを活用する「シュフティ」や「入札情報速報サービス」を提供する株式会社うるる様にご協力いただき、シュフティ事業部でのお取り組み内容、人材教育のお話、コロナ禍の状況でどんな変化があったか、などもお伺いして参りました。
また、今回導入担当いだいた比嘉様に加え、実際に学習に取り組まれた3名の主婦の皆様のお話もご紹介いたします。
MENTER:
比嘉さん、まずはうるるさんについて教えて下さい。
うるるさんってどんな会社?
うるる比嘉様:
事業としては、CGS事業を運営する会社です。「CGS」とはCrowd Generated Service(クラウド・ジェネレイティッド・サービス)の頭文字をとった当社の造語で、クラウドワーカーを活用して生み出されたサービスをいいます。当社が「シュフティ」に登録しているクラウドワーカーへ直接業務を発注し、クラウドワーカーから納品されたデータ等を当社が集約・加工することでサービスを創出し、クライアントへ提供しております。
MENTER:
ありがとうございます。クラウドワーキングの支援、プラットフォームを中心に展開されていらっしゃるのですね。サービス「シュフティ」はどんなサービスでしょうか?
シュフティってどんなサービス?
うるる比嘉様:
「シュフティ」は、ライティングや事務作業、データ入力業務などの比較的簡単なお仕事が大量に流通するクラウドソーシングサービスです。お仕事を頼みたい企業、個人(クライアント)とお仕事をしたい人(ワーカー)をつなぎ、人のチカラが最大限活用される環境を提供すべくサービスを展開しており、様々なスキルを持つワーカーが多く登録されております。
お仕事を頼みたい方にとっては、専門の会社に依頼するよりも安価に、スピーディーに発注できるといったメリットがあります。特に以下のようなニーズは得意としております。
◯ ライティングや事務作業などを大量に発注したい方
◯ 情報を一度に多く集めたい方
◯ スマホアプリなどユーザーテストを実施したい方
◯ アンケート、モニターを大量に集めたい方
◯ 市場調査などマーケティング調査を行いたい方
◯ WEBサイトのコンテンツやロゴなどの制作依頼をしたい方
MENTER:
たしかに、複雑ではない調査や作業時間さえ捻出できれば取り組むことができそうですね。名前の通り「主婦」でないと登録できないのですか?
うるる比嘉様:
主婦でない方もご利用いただけますよ。基本的には主婦の方が多く、お子さんもいらっしゃる場合はまとまった時間が取れない方がほとんど。しかしシュフティの紹介する多くはまとまった時間をとる必要がなく、空けることのできた1時間で少しづつお仕事を進めていただくことも可能です。
MENTER:
子供がいるとまとまった時間取りづらいですし、急に時間を取られてしまったりしますよね。私達がお話伺った主婦の皆さんも、ここがとても有り難いとお話されていました。
新型コロナウイルスの影響は?
うるる比嘉様:
働きたいニーズは高まっていますね。例えば2020年4月1月の緊急事態宣言の際も登録者は増え続けていました。
MENTER:
素晴らしいですね!逆になにか困っていることはありますか?
うるる比嘉様:
大きな課題というのはないかもしれません。柔軟な会社である強みが出ているよう感じます。
MENTERを用いてITスキルアップを目指した理由は?
MENTER:
シュフティ登録ユーザーさんのITスキルに課題を感じておられて、MENTERを導入頂いたのですか?
*注 MENTERとは「ITスキルを学習&数値化することができる」サービス。 紹介ページ:
https://menter.jp/
うるる比嘉様:
もちろんそこに課題は感じていました。シュフティはワーカーさん(=シュフティに登録し、お仕事を請け負う主婦さん達)と、お仕事をお願いしたい企業様のマッチングを促進しています。
ワーカーさんは「このお仕事は自分もできそう!」と考え応募するわけなのですが、「わたしにもできるかも!」と思っていただく仕事数を増やしたいと考えていました。例えばexcelを触ったことないワーカーさんには「excelを使ったデータチェックのお仕事」への応募は抵抗があると思います。
これに対して、学習機会を提供することで「先日勉強して理解できたので、今の自分にもできるかもしれない、チャレンジしてみよう」と感じることのできる機会を増やすことが必要だと考えています。
MENTER:
するとお仕事への応募数が増えますね!
うるる比嘉様:
そしてより報酬単価の大きなお仕事にチャレンジすることも可能になります。月に5,000円前後のお小遣いレベルの収益から、継続的に月2-3万円前後稼ぐワーカーさんを増やし、重要な生活費(収入源)として成立できるようサポートしたいと考えています。
また、お仕事の内容や、リモートワーク環境ということもありデジタルスキルは大変重要です。そこでMENTERさんを活用し、そのレベルに到達してもらうサポートしたいと考え導入いたしました。
MENTERを使ってみて、いかがでしたか?
うるる比嘉様:
問題の作り方がうまいですね。問題を解いた後に解説で学習する形式は良かったです。きちんと学習できている実感も得られやすいですし、動作もレスポンスもgoodでした。また、主婦の皆さんからも最新のIT知識をアップデートできる点はとくに好評頂いています。
MENTER:
嬉しいです。ありがとうございます。逆にもっとこうだったら良いのに、と思う点はありましたか?
うるる比嘉様:
動画解説が非常にわかりやすかったのですが、もっとあると良いですね。流し見できますので。また、個人情報の取り扱い、情報化社会やビジネスにおける常識やリテラシーなどはもっとたくさん教えて頂けたら嬉しいです。
また、ITスキルが数値化される機能も良かったです。本を読んで学習しても数値化されませんが、可視化されると大変わかりやすかったです。この機能やワーカーさんへのヒアリングを受けて、ITスキルにはムラがあり、それを把握することの難しさを感じました。ITを普段から使いこなしているメンバーが当たり前のように使用しているツールや知識は、人によって当たり前ではなく、平準化されていません。誰に何をお願いすれば良いのか、データから知る術がありません。
MENTER:
MENTERがあると、誰がexcelマスターなのか把握できますよね。 講座も、可視化機能もご好評頂けたようで何よりです。
今後の展望は?
うるる比嘉様:
教育に価値を感じています。ワーカーさんが取り扱うことのできる仕事が増えることが、シュフティの価値向上にもつながるため、学習機会を継続的に提供していきたいです。また、学習意欲も高い真面目なワーカーさんは、おそらくクライアントに対して真摯に向き合う人が多いと想像しています。
かつては教育の内製にも挑戦しましたが、常にアップデートされていくデジタルスキルは特に、育成環境や教材を自社で整えるにはコスト負担が大きく、MENTERさんを上手に活用させていただければと考えています。将来的にはシュフティとAPI連携を行い、スキルを可視化しマッチング促進するなども実験していきたいです。
シュフティを通じてまずは「隙間時間で稼ぐ」を提供し、step2では「難易度の高いお仕事でも貢献する」をできるようなサポートができたらと思っています。これは「ワーカーさん」「クライアントさん」「シュフティ」みんなにとって良いサイクルが生まれると感じています。
MENTER:
シュフティさんが皆さんの成長プラットフォームとなりますね。是非わたしたちにも、主婦の皆様はじめシュフティワーカー皆様のクラウドワークとスキルアップをお手伝いさせてください。
比嘉さん、どうもありがとうございました。